息子への手紙。
◇くん、こんにちは。久しぶりです。元気ですか？ 私は元気にしています。（中略）
昨日、初めて△△△△△中学校のホームページを見ました（◇くんは△△△△△中学校に通っているんだろうか？）。なぜか途中から▲▲▲▲中学校のホームページに飛んでしまい、気付かずにそちらを見ていたのですが、中学校の期末考査はちょうど今のこの時期なんですね。それから、総体は今月末なんですね。◇くんが何部に入っているのか、運動部なのか文化部なのかも知らない私なのですが、もしこの手紙が間に合うなら、力一杯の声援を送ります。悔いの残らないよう、最後の大会、頑張ってくださいね！
ホームページの話に戻るのですが、修学旅行の記事を見ながら、◇くんの姿を探していました（あいにく、“ぼかし”が強くって見つけられなかったのですが。）。行き先は長崎だったんですね。昔、二人で原爆記念日の広島に行ったから、去年とか一昨年とかの夏には、◇くんと一緒に長崎に行きたいなって考えていたことを思い出します。楽しい旅行だった？ できることならばみやげ話でも聞かせてほしいところです。
先日ラジオでこんな短歌を聞きました。
京都より戻りし吾子は三日分おとなになりておたべ手渡す
小学校の修学旅行も中学校の修学旅行もそばでその様子を見ることができず、上の歌にあるような「三日分おとなにな」る様子も見ることができなかったのが本当に残念です。「行ってらっしゃい」、「おかえりなさい」って言いたかったけど、それもかないませんでした。
前は必ずしもそうは思っていなかったのですが、今は、◇くんから父親を奪ったのはひょっとすると私自身だったのではないかと思い、心が苦しく、申し訳ないような気持ちでいっぱいでいます。そんなことばっかり、毎日考えています。
＊＊に帰りたいです。また一緒に暮らしたいです。成長の様子をそばで見ていたいです。なかなかかなうことではないのかもしれないけれど、強く強くそれを願っています。会いたいです。
ごめんなさい。また暗い話になってしまいました…。
とにかく、◇くんが元気でいてくれればと、そのことを一番に願っています。そして、＊＊のみんなの健康と幸福とを。
総体（や最後のコンクールなど？）が終われば、いよいよ高校入試に向けての勉強ですね。◇くんには「できる」はずだから、しっかりと頑張ってくださいね。それについても、心から応援をしています！
ワープロ印字、職場の封筒でごめんなさい。慌てて書いたのと、早く届けたいと思ったので。
これから暑くなるけれど、体調に気を付けてくださいね。じゃ、またね。