IF 第7節 「代償」
・・・。
中止だ。
ゴルフ場の計画に、おっては我が社名にも傷がつく。
上層部には伝えるな。不慮の事故として処理する。
何があったかはわからんが、公にはするな。
この恨みは必ず晴らす。
たとえ何年かかろうと絶対にゴルフ場を建てる。
それが俺の復讐だ。
そこには無残な姿になったヒトが二人。息を引き取り倒れこんでいた。
―10年後―
僕は両親を覚えていない。
小さいときに死別した。
ここに僕の両親が眠っているらしい。
真実が知りたい。
僕がここにいるワケを知りたい。
きっと僕には果たすべき使命があるはずだ。
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