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空想物語 『IF』

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皆さんならどんなことを想像しますか? ちゃんちゃら空想物語! ちゃんちゃら空想物語……?
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記事一覧

IF 第1節 「蜂懐っこい人間」

僕は人間が嫌いだ。 人間だから、人間が嫌いだ。 人間以外となら、仲良くやっていける。 確…

もこはん
3年前
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IF 第2節 「蜂と峰とヒトと」

私のふるさとも山奥だ。 私はここで育ち、 あの男の子を守ってきた。 お腹を出して寝ていた…

もこはん
3年前

IF  第3節 「人間だったヒト」

私たちは森が大好きだ。 だからこそ彼らの生活に踏み入ってはならない。 彼らもそれを了解して…

もこはん
3年前

IF 第4節 「燃えろ人間」

なぜあの方達は人間を放っておくのだ。 私たちの住む森は、人間のせいで薄汚れた。 人間の原動…

もこはん
3年前

IF 第5節 「鎮火」

何になる。 この報復が何になるというのだ。 また森と街を隔てる溝が大きくなるだけだ。 復讐…

もこはん
3年前

IF 第6節 「それはまるで火にいる虫の様で」

9月某日。 グリーンテクノロジー建設株式会社 会議室。 「今から大蜂山におけるゴルフ場建…

もこはん
3年前

IF 第7節 「代償」

・・・。 中止だ。 ゴルフ場の計画に、おっては我が社名にも傷がつく。 上層部には伝えるな。不慮の事故として処理する。 何があったかはわからんが、公にはするな。 この恨みは必ず晴らす。 たとえ何年かかろうと絶対にゴルフ場を建てる。 それが俺の復讐だ。 そこには無残な姿になったヒトが二人。息を引き取り倒れこんでいた。 ―10年後― 僕は両親を覚えていない。 小さいときに死別した。 ここに僕の両親が眠っているらしい。 真実が知りたい。 僕がここにいるワケを知りたい。

IF 第8節 「ヒント」

もしかして生きていたりしないのか。 僕はたまにこんなことを思う。 森は僕を優しく包んでく…

もこはん
3年前

IF 第9節 「ヒト思いに」

写真があった。 写っているのは3人。 埃をかぶっていた記憶が少しずつ、断片的に、蘇る。 きっ…

もこはん
3年前

IF 第10節 「最後のヒト」

落ち着かないまま夜を迎えた。 こんなに森には生き物がいたのか。 そう思わされた。 どこか歓…

もこはん
3年前
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IF \Section1-3 [English ver.]

Section1 "A Person Friendly with Bees" I hate people. I hate people because I am a pers…

もこはん
3年前