見出し画像

オルチャ渓谷のアグリツーリズモ

イタリアのアグリツ―リズモはご存知ですか?
私がイタリアに来たばかりの90年代、アグリツ―リズモは観光客が農家に滞在するという本来の形で、ある適度の適応力が必要でした。
今は、本当に素敵でおしゃれなアグリツーリズムが増えて、ホテル以上にエレガンスなところがたくさんありますね。
私も時々アグリツ―リズムに滞在しますが、人が少なくて、過剰におしゃれでなく、自然に近づけるところを選びます。

今回のオルチャ渓谷週末旅行で選んだアグリツーリズムは良かった!
Castiglione d’Orciaのアグリツ―リズモ、客は私たちだけで、セクシーで人懐こい猫のモモカ(勝手につけた名前です)に迎えられ、樹齢何百年のオリーブの樹の元で、風の音と連なる丘の景色を眺めるだけの静かな時間が過ごせました。

少しずつ空が焼け始め、真っ赤に染まった夕焼けに感動し、夜は満天の星を眺めながら、光害の無い贅沢に浸ります。

庭のサクランボの樹にたくさんの実がなっていたのですが、高すぎて手が届かない。(もちろん低いところは誰かが食べちゃったのですね)オーナーに会った時「サクランボたくさん実をつけているのに残念だけど届かない」とさり気なく言ったら、翌朝、梯子をもっておじいちゃんと息子がきました。「じゃあ手伝う」と私も参加して、皆でサクランボとり。全部くれるというのを半分にしてもらいました。わー美味しかった。

最後に彼らの作るオリーブオイル、ちょっと苦いのを5リットル、甘めのを5リットル買いました。さすが、トスカーナの手作りBioオリーブオイル、とても美味しかったです。10リットルあれば、5/6か月はもつかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?