オーボエレッスン #57・58

 9月分レッスンの記録です。

#57
 先月はコロナ感染者が急増してきていたので、念の為1回お休みしました。

 お休みしていた分、元気が有り余っております。
音出しの後、HINKE STACCATO №2をチェックしてもらい、「一回分お休みになってどうなることかと思っていたけれど、色んな音符が入っているのに全部吹き分けられているし、跳躍もあるのに音も安定していて。よくここまでたどり着いたね!」と褒めてもらいました。
延々とHINKEを吹き続けていましたからねw
続くSTACCATO №3、4も合格で「BRAVO!」と拍手されました。

 №5は最近練習し始めたところだったので自信がなかったのですが、雰囲気は合っていたようで、「譜読みは終わっているみたいだね。じゃあ次のときまでにこれ仕上げてきて」。

 ただ、意識してほしいポイントとして、

★2段目はタイの後のSTACCATOの音へ向かうつもりで吹くこと。
★18小節目ラのテヌート、20小節目のソのテヌートで区切るつもりで吹く。

 無理やり楽譜に落とし込んであるので、小節線で区切るものと思いがちですが、HINKEのような無伴奏の楽譜はどこで区切るのかは和声で判断するそうです。
先生方ピアノ等できる方々の中では伴奏が流れているのでしょうし、楽譜を見ただけでどの音階かが分かるのでしょう。
コードが書かれていないと分からない私は「どうしてこんなところでっ!?」と首をかしげることしか出来ません(^_^;)

#58
 音出しした後、HINKE STACCATO №5を聴いてもらい、合格。
ただ、私は声帯を広げすぎてガス欠になりがちなので、「オーボエは他の楽器と違ってそんなに息が入らないので、もう少し声帯を閉めてコントロールして。音量を上げたりしたいときはお腹の支えを使って。
それから声帯でコントロールしている分、アンブシュアはもっと楽に」と言われました。

 金管楽器をされている方なんかは特に喉を開けと言われると思うのですが、オーボエに限ってはそうじゃなかったんですね。
喉を開けば大きな音が出るのかなと思っていました。

 続けて練習曲の№1へと移っていきます。
先生にお手本を吹いてもらい、いくつかアドバイスをもらいました。

★Moderate(♪=76~96)なのでテンポは94。
★リピートは同じことの繰り返しと思わず、また1からスタートするつもりで吹く。
★クレッシェンドの始まりの音が一番小さく、デクレッシェンドの始まりの音が一番大きい。
★1段目と3段目はpだが、2段目はmf。吹き分けを意識する。
★24小節目のdim.には場面を収めるという役割がある。
★25小節目はdim.後なのでテンション低めでスタートする。

 こんな短い楽譜にこれだけ詰まってるのがどうして分かるの?(先生だからだよ)
昔は紙が高価だったため、同じ流れを書くときはリピート記号で省略されたという背景があるけれど、作曲家からすると本当ならリピート記号なんかで省略したくない、意味のあるメロディーラインなわけで、それを踏まえると単なる同じことの繰り返しにしてはいけません。
また1から、気持ちを新たにして吹きましょうとのこと。

 デクレッシェンドの始まりの音が一番大きいとは思わなかったです。
クレッシェンド・デクレッシェンドのど真ん中に来ている音が山かと思っていました。

 最初普通に吹き始めてしまって、2段目に差し掛かるときmfに気がついてゲェッ!?となりました。
最初にmfをどれぐらいで吹くか決めておかないとメリハリつけられない!

 dim.はdiminuendoの略で、日本では「だんだん弱く」と教えられていることが多いが、同じ意味で教えられているデクレッシェンドとはニュアンスが異なるそうです。
場面転換に使われることが多く、2段目はテンション高めで進行していっているのを、一旦ここで収めて下さいねといった意味合いがあるようです。
この後にあるブレスが結構忙しいですね。

 3段目からは楽譜には書かれてないけれど、(subito)pなので、pはpでもテンション低めでスタートしましょうとのこと。
散々はしゃいだ後、素に戻ってスンッとしてる感じでしょうか。

 何か一気に音楽的になってくるやん??難しいわぁ(^_^;)


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