オーボエレッスン #33

 前回よりリードの調整に奮闘していましたが、ひんやりした天候から突然真夏日になったせいか、全部がダメになってしまいました。
 1本はまず息が通らない、1本はピッチが高く音が安定しない、2本はピッチが低いといった感じです。
息漏れがないか確認し、開きを直してみたり、ワイヤーの位置を変えてみたり、アンブッシュアを見直したり、水に浸ける時間を変えてみたり、ちょっと削ってみたり…自分で思いつく限りのことは全部やってみましたが上手く行きませんでした。
もう悄気悄気です。

 仕方がないので比較的マシなリード(ピッチが低いもの)でレッスンを受けることにしました。
スケール練習を聴いてもらったところ、リードについて訊かれ、説明するとスクレープがかなり短く、私には吹きづらいもののようでした。
ピッチが低い2本は同じメーカーのものなので、1本は先生がまた会ったときに直して下さることに、もう1本はやり方を聞いたので自分で削って調整してみることにしました。
本当もう、リードの声が聞けたら良いのにっ!と思ってしまいます(^_^;)

 ケーンのリードが全部イカれてしまっているので、最終兵器レジェールの出番です。
こちらは幸い、レジェールの中では恐らく当たりな個体です。
ただ個人的にはケーンの方が好きなので、本当に困ったときしか使っていません。

 さて、再度スケール練習を聴いてもらいます。
「椅子を変えたので前よりかは上体は安定しているが、荒ぶるリードたちに振り回されてきたせいで、高音になってくると口の端が緩み気味になってきている」との指摘。
アンブッシュアを直してもらい、

①Middle D ~ Low D ↓
②Middle D ~ High D ↑
③Low D ~ High D(2オクターブ) ↑
④High D ~ Low D(2オクターブ) ↓
⑤慣れたらタンギングで

を練習すればアンブッシュアがブレにくくなるよと言われました。
今は高音を吹く際、噛むようにしている傾向があるので、そうすると口のサイドが開きやすくなってしまう。そうではなくて、唇の赤い部分を通り越して肌色の部分まで巻き込む感じで、でも噛まずに包み込むように吹きましょうとのこと。

 そして『バッハのメヌエット<ト長調>』を聴いてもらいます。
Dのブロックの1・2小節間以外の余分なブレスは改善されており、全体的には概ね良しとのこと。
ただ、Cのブロック(教本のより1オクターブ上げて吹いています)のピッチが合っていなかったので、シとラを吹く時は右Esキイを添えてみましょうとのこと。
吹いてみたところ、音が当たりやすくなりました。
この音を当てる以外は先生が出来ていてほしいところは出来ているそうなので、次の曲を練習していくことになりました。

 『スカボロー・フェア』と『翼をください』、どっちが良い?と訊かれ、『スカボロー・フェア』はあんまり好きではないので『翼をください』にしました。
この曲ではビブラートの練習をしたいということで、2分音符と付点4分音符のところはすべてビブラートをかけましょう、ブロックCの()内のスラーはお好みでとのこと。
また吹いてみる前にメトロノームをつけてイメージしてからにした方が良いよとのことでした。

 歌はよく知っていますが、吹くとなると勝手が違ってきますね。
リズムを正確にと、ビブラートが入ってくるとなると難易度が上がります。
ビブラートのリズムもきちんと取らなければいけませんし。
まずはソルフェージュからです。

 さて、緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長となりました。
来月には教室に行けるようになるのでしょうかね。
楽器の定期メンテも去年の9月以降出来ていないので出しに行きたいし、早く収まってほしいです…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?