ロダンの地獄の門の 誰も語らない 彫像について語る
27日の水曜日は前日の春の嵐も収まって、暖かく穏やかな天気だった。少し寄り道がしたくなって上野公園に行ってみた。
そしたら動物園入口の前は大混雑、凄い賑わい。桜フェスタが開催されていたんだ。ソメイヨシノはほとんど咲いて無いけど。もっとも桜が咲き始めたらイベントなんて開催出来ない。人が多すぎて。
フェスタの会場でしばらくプロレスを見ていたあと、国立西洋美術館の庭にあるロダンの地獄の門を見に行った。上野公園に行ったときは、だいたいいつも見に行く。
今日は見学している人が多かった。いつもの平日だとそんなに見ている人はいないのだけど。
門の上部に、有名な考える人の彫像がある。僕がこの地獄の門を見て、いつも考えてしまうのは、その考える人の上、地獄の門の頂上にある3人の少年らしい人の彫像だ。
どう見たってこれは、性的悪戯に耽る3人の未成年だ。
何故にロダンは、考える人の上にこれを置いたのだろう?何か深い哲学的な意図がありそうじゃないですか。
だけど、誰もこれについて語っていないみたいなんだ。調べても出てこない。bingAIとチャットしても、〘 外の話題にしませんか 〙って、この話を避けるんだ。ますます気になるじゃないか。
彫像は、かなり崩して造ってある。たぶんわざと。解りやすいようにスケッチしてみた。
僕としても、あんまりリアルには出来ないのでラフスケッチで。
間違いなく、これのモチーフはこれだ。
こっちから見て左側の少年は中央の少年の性器をイタズラしている、真ん中の少年は右の少年の性器を弄んでいる。少年は快楽に身を捩り、顔を上げて呻き、片膝を上げている。
まぁ、語り難いのは確かだけど。それとも誰も気がつかない?この日は女性も多く見学していたし、みんな写真を撮っていたのだから、この場で話題にしても良さそうだけど。
僕だけがいびつな見方をしているだけなのだろうか?でも、bingによるとこの彫像には、《 快楽に堕ちた人達 》とか言う題名が在るらしい。でもAIは時々こちらの望んでいる回答を捏造するので、100%は信用出来ない。
頭の上に、性的快楽に陶酔しているガキが3人も乗っかっているこのシチュエーションで見る考える人は、けっこうマヌケ。
たとえ、どんなにマヌケに見えようとも、全ての希望が失われたと思われる時でも、私達は道を切り開くために、考えて進んでいかなければならないという事なのだろうか?
言葉と思考とノートと鉛筆は、どんな時でも手放してはいけいない。いずれ地獄の門をくぐる日が来たとしても。
たとえ、獣に変えられ、鞭打たれ続けようとも、自分の魂はしっかりと手放さない。
上野公園に来た時は、ぜひ地獄の門の前に立ち、自分と向き合ってみて欲しいですね。普段はそんなに見ている人はいない。
桜フェスタは今週の日曜日までだ。天気予報によると、来週はすごく暖かい日が続くみたいだから、桜の開花も一気に進みそう。混雑しそうだ。動物公園前のスタバには、この日20メートルは行列がてきていたな。
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