白イニシアチブストンピィでプレイヤーズコンベンション名古屋のレガシーでバカ勝ちできた話
皆さんお疲れ様です。昨日(11/27)までのプレイヤーズコンベンションはお疲れ様でした。
私はというと両日ともに参加し、サイドイベントを謳歌させてもらいました。
と、なかなかにレガシーが振るい気をよくしたので、デッキについて、少しだけ語ります。(モダンはひどい負け方をして、思い出したくありません。)
イニシアチブストンピィ(白)はじまる
罠だ!
今回持ち込んだのはイニシアチブストンピィ。
パウパーでイニシアチブを回していて思ったんですが、イニシアチブは1on1ではヤバすぎですね。
罠だ!の「対象のプレイヤーは5点失う」は、自分から、120点のライフが見える4人EDHと20点のライフしか見えない1on1で比べて、単純計算でゲームデザインの想定の6倍強いわけで、そりゃそうだろってことになるわけです。
パウパーでは水蓮の花びらをぶち込みまくったターボイニシアチブが猛威を振るった結果、4マナイニシアチブ生物がまとめて禁止、ということが起こった、というのは最近の話。
これ、レガシーでも強くね?
イニシアチブストンピィの型を知る
MOで白ストンピィ生物が実装されるや否や、デスタクをベースにさまざまなタイプのイニシアチブストンピィが登場しました。
石鍛冶型
デスタクの色が一番残っているタイプ。
エルドラージ(難題の予見者)型
2マナ土地の加速を活かして殴る。
ウルザの物語型
1枚で勝てるカードが多く、デッキが太い。悪斬の天使は濁浪の執政に強く、最後の部屋「死せる三者の玉座」の破壊力が最大
高速ダンジョン周回型
地下街に入ったあと、通常の「ダンジョン探索」で部屋を高速に進める型。
他にも黒を入れたリアニメイトハイブリッドなど、さまざまな型が台頭してきていますし、マナ基盤も《金属モックス》か《モックス・ダイヤモンド》か、《三なる宝球》をメインからとるか、など、自由度が高いデッキです。
個人的に推しているのは、《選定された平和の番人》を主軸に取り入れた、プリズン型。
サイドイベントで使っていたリストはこんな感じ。
こうやってみると、クリーチャが最近のものばかりですね。スタン生物が3種類、1つ前のローテも含めれば6種類。
《選定された平和の番人》の能力は「白プリズン」を定義するくらいに強力で、《練達の地下冒険家》と《裏切り者の都》というレガシーとのシナジーが1段階やばい領域に踏み込んでいる気がします。
今回の記事ではその辺を少し踏み込んで語ってみます。
初手の動きから考える
さて、個人的な考え方を伝えるにあたり、今回はこのサンプルハンドで初手を考えてみようと思います。前提として、先手で相手のデッキはわからないものとします。
古えの墳墓→チャリス1
「ストンピィ」の代表的な動き。レガシーは1マナでハマる動きが多く、アド損もないため、ある意味「丸い」動き。後手で島を見ているときは、モックスを置いてからやる気がする。(何を刻印するか、がまた難しいところだけれど)
金属モックス→白羽山の冒険者
「イニシアチブストンピィ」っぽい動き。
刻印エメリア→通れば、平地がサーチできるため、土地を埋めていく
刻印ドラゴン→FoWケア。T2に番人を通す
刻印番人→ドラゴンの永遠による4/4フライヤーを意識
金属モックス→選定された平和の番人
「プリズン」っぽい動き。
刻印エメリア→次のターンで土地はサーチできそうなため
刻印ドラゴン→FoWケア。T2にイニシアチブを狙う
刻印冒険者→ドラゴンの永遠による4/4フライヤーを意識
エメリアタップインGo
相手の動きをみつつ、T2の動きを決めたい
墳墓Go
「白イニシアチブストンピィ」であることを隠して様子を見たい
皆さんならどうするか、考えてみてください。
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まず、最初に「正解はない」です。どのプレイにもリスクリターンがあって、考えるべきはそれが見合っているか、終わってみれば「ただそれだけ」という話です。
そうした中で私は「ドラゴンをモックスに埋めて番人を出す」プランを採用しています。というのも、デッキによってはこれが事実上の1ターンキルになりうるからです。
リターンから考える
デルバー初手で調べていたところ、このツイートが盛り上がっていたので参照させていただきました。
初手番人の動きで、このハンドが見えた場合「沸騰する小湖」指定で相手は次のドローで青マナが出る土地を引き込む必要があり、その枚数はおおよそ10枚(ボルカ4蒸気孔1島1フェッチ4)でその確率は20%に届きません。
つまり言い換えれば、8割の確率で「不毛で墳墓割ってGo」になり、よしんば青マナを引いても土地を探す動きを強要させることができます。
ローリスクである
裏目を消すという動きでもいい動きだと思っています。昨日、実際あったこととして、赤ストンピィが初手にチャリスを置いてきたのですが、当然ながらチャリスはチャリスデッキには刺さりません。
イニシアチブとプリズンはかなり流行しており、初手のチャリスのバリューは上振れと下振れがとても広くなっています。仮に相手がストンピィだった場合は「チャリス0置き」が最適解になります。
手札を見て、相手が何者か判断できるこの動きは、赤ストンピィにはできない白ストンピィならではのローリスクハイリターンの動きであり、大事にしたいと思います。
他にも番人のいいところ
番人はサブタイプに「クレリック」を持っているため、練達の地下探検家の誘発型能力の対象に取ることができます。
冒険家、精鋭呪文縛りと合わせてクレリックがデッキに10体採用されており、探検家の対象が増えているのもこのデッキのいいところ。
残念ながらサリアは(薄給のため)、兵士。是非フリーランスになって、戦士になっていただきたい所存である。
その他、お試し中カードについて
修復の天使
《練達の地下冒険家》の4枚採用が現在のトレンドですが、3枚採用に控えて、修復の天使を取って見ています。
3点飛行のデルバーにイニシアチブを取らせない、無理やりイニシアチブを取り返してコンバットトリックする、など、少し面白い活躍が期待できる1枚です。
セラの模範
使い終わった《水蓮の花びら》や《裏切り者の都》を再利用。1ターン生き残れば可能性が広がる。タフネス4の飛行クリーチャはそれだけで価値がある。
梅澤の十手
石鍛冶パッケージなしの単体採用としてはかなりレアだと思います。1ターン目、「2マナだけ出る」という場面で何か強いカードはないかと思ったときに、これを置いてGoは相手としては割と嫌だと思って採用。
青の防御円
河童の砲手や濁浪対策に。真の名の宿敵も時々くるので、意外とソリューションな気がしている。
歩行バリスタ
デスタクとイニシアチブの取り合いになった挙句負けるゲームがあったため、お試し採用。難題の予見者が取れる程度には潤沢に無色マナが出るデッキなので、比較的大きなサイズで繰り出せる。
おわりに
白ストンピィは現在絶賛研究中のデッキです。なんとなく石鍛冶型がメインな気がしますが、今後どういう型が流行るのか楽しみです。
私も少し落ち着いてきたので、大会に出られるようになりました。デッキリストを残せるよう、レガシーイベントに参加していくぞーと思いました。
今日はこんなところで。
何か、ご意見あれば気兼ねなくコメントいただくか、@noyaまでご連絡ください!
特にオチもなく終わる。
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