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Land25枚搭載 Death and Tax紹介記事の翻訳メモ

この記事は

2020/10/18に開催されたLegacy Eternal Weekendの最終日に15位に入ったデスタクの紹介記事です。15のポイントで書かれていてわかりやすかったです。原文はこちら
なお、本文の翻訳にあたり、デスタクLINEグループの方に添削いただきました。この場でお礼させていただきます。

本文

これは、私と私の友人が、Legacy Eternal Weekend最終日に使ったDeath & Tax (以降デスタク)のリストだ。全てのデスタクファンに向けて、どうしてこのレシピに至ったかを、イベントを終えての感想としてここに記そうと思う。

1. 《迷宮の霊魂》はとてもよかった。

《ファイレクシアの破棄者》みたいに相手に解答を要求するヘイトベアとしての運用できた。特にウーロを使うデッキに対していい感じの働きをしてくれた。ポンダー、ブレスト、天測儀のテンポを除去に使わせて展開を遅らせてくれる。こっちとしてはマナ基盤を攻めて行こう。

2. 亡霊は結構いいと思うけど、過大評価されているかも

(メインサイド合わせて?)2か3枚にしているのをよく見かけるね。バイアルで出せるから議会の評決より好きだけど、5マナ以上のパーマネントがよく使われるようになったら、評決の枚数を増やすかな。

3. 宮殿の看守の不採用について。

前は看守をよく使ってた。ソープロと合わせて使うとスノーコやミッドレンジにめっちゃ効く。結局最後はゲーム速度に合わせて、3枚目の霊魂に変えたんだけど。看守が欲しいときに霊魂引いても何もしないし、メタが変わったら霊魂減らして戻そうと思う。

4. 僧院長はまぁまぁのカード。

75枚のうち少なくとも1枚は必要。コンボデッキの多くがこいつ1枚で対処できる。(特にゲーム1) サイド後は対策が入ってくるし、こちらもサイドに追加で取っておくのはありだと思う。

5. ギデオンはとても強力だけど、、、

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》は、好きなカードだったんだけど、最近は《大変動》を取ってる。最近の氷雪系は大変動に耐性ないし、墳墓使ってくるストンピィ系に刺さる。そんなわけで最近は3枚取ってハイな気分になってる。普通は取らないカードだしね。

6. 《トロウケアの敷石》は結構よかった。

月に弱くなるとか、裏目もあるけれど、大変動と合わせて復帰を早くしてくれる。RIP貼ってると平地持って来れなくなるよ。不毛されないようにね。

7. 大変動で《スカイクレイブの亡霊》を巻き込むときは計画的に

相手の盤面にクリーチャーが並んでいる時とか、亡霊から出るスピリットトークンが残せないような、相手に不利な交換を強いるように動いていこう。こちらは装備品に霊魂(エンチャント)とカードタイプが多様。これを活かして盤面にパーマネントを多く残すようにしよう。また《ミシュラの工廠》をアクティベートすればクリーチャかアーティファクトとして残すこともできることを忘れないで。大変動の後に相手よりマナを多く残すことができる。相手はフェッチ先が枯れることもしばしばある。大変動をうまく使いこなせたら、一撃必殺の山が築けると思うよ。

8. サイドボードに装備品を入れるのは無駄

コントロール相手に十手を抜く人もよくいるけど、やりすぎかなと思っている。私は石鍛冶で追加のカードを引けるようにしたい。さらに言えば、多くのコントロールデッキはコアトルに頼っている。1回でもカウンターの乗った十手はコアトルを無効化できる。黒緑剣が十手に比べてすごく強い札になるわけじゃない。

9. RIPは最高の1枚。

1枚だけ引いたときは最高。でも2枚目は死に札。

10. 《耳が痛い静寂》や《墓掘りの檻》、《外科的摘出》、チャリスなどの0,1マナのヘイトカードたち

これらの軽量ヘイトカードを過小評価してはいけない。デスタクは尖ったマナカーブの大味なデッキだ。0,1マナのヘイトカードはヘイトベアが来るより早い最初のターンに出せるカードだ。負け試合を減らすなら、これらのヘイトカードからゲームスタートするようにしよう。

11. 《ミシュラの工廠》は素晴らしい。あとマナ基盤(ランド25枚)について。

初期は2枚取っていたのだけれど、亡霊を3ターン目にスムーズに出すための白マナ確保のため、1枚減らした。このデッキのマナ基盤についてだが、25枚より土地を減らすのはオススメしない。このデッキはリシャポや装備のためにマナを常に必要とするし、デイズケアもしないといけない。ミシュラの採用理由は、安全に着地可能な装備先としての意味もある。

12. 《カラカス》は3枚必要。

ウーロ対策に必要不可欠だ。ウーロデッキが7マナ揃えてから動くことは少ないから、ウーロがもたらすアドバンテージは実質土地1枚だけだ。確かにアドは取られているが、大した問題ではない。なぜなら、これらのデッキと対峙するときは、盤面での勝負が基本で、手札の差はさしたる問題ではない。


13. 《歩行バリスタ》は入れられるなら入れたい。

メタが変わればまたメインボードに入ってくるかと思うが、今は亡霊がこのスロットを抑えている。

14. 《真髄の針》は他の0,1マナカードと遜色ない素晴らしいカードだが。

ただ、真髄の針が刺さるのはオーコだけで、それらのデッキは衰微を搭載している。そんなわけで、亡霊か評決のほうがいい。

15. キャノピーランドは入れないように。

自分で3ダメージ受けていく行為はデルバーデッキとの相性を悪くする。ライフは貴重なリソースだ。できることなら私は26枚目の土地が欲しいくらいだと思っている。土地を引きすぎてキャノピーランドをドローに換えて、24枚以下のランドでゲームする、、、ということは考えられない。

終わりに

デスタクをミッドレンジだとかヘイトベアだと思っている人は大勢いるが、デスタクはプリズンデッキだ。このデッキは対戦相手のカードを意味のないものにしたり、そもそも使えなくした上で、相手に毎ターン、非効率的なマナの使い方を強いるデッキだ。このことを念頭に入れてデッキを構築し、プレイしていこう。

感想

他の記事で書いているように、赤単プリズンも愛用している自分が、デスタクも妙に馴染むのを感じていただけに、最後の「デスタクはプリズンデッキだ」はとても納得感がありました。LINEのデスタク調整チャットでも、少し話題になり《玻璃池のミミック》搭載デスタクなど新しい可能性を示す記事でした。昔からあるデッキが最新のカードを試しながら、緩やかにアップデートしていくのを楽しむのが、レガシーの一つの楽しみかと思います。

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