ちょっと考えた

2024年に入ってから、短文SNSとか交流系アプリから離れていたのですが、さらにニュースサイトやYouTubeも厳選するようになりました。

なので、推しのレーベルがゴタゴタしているニュースの見出しを見かけてますが、本文を読み込むほど、掘り下げてはないです。
事実がどうであれ、一方的な曝露を支持するような論調を私は好みませんし、マスコミがどこのマスコミであれ、自分たちの立場に都合の良い流れを作ると思うとウンザリするから。

巻き込まれ名前が挙げられてしまったアーティストさんたちが、どうか、心折れることなく、この騒動から距離を置けることを祈ってやみません。
それぞれのファンダムがそれぞれのアーティストの癒しとなりますよう。

リンクの記事は4年前のもののようですが、まさにLifehackだなぁと思って読みました。

この件がどういう帰結を辿るにせよ、推しは推しのままです。
推しの環境がこの件で窮屈にならないと良いなと思うに留めてます。

契約について

私は会社員だった経歴を経て、自営になりました。
職種的に職人っぽい仕事なので、個人でやっていける、というのは、クリエイターさんに近いのかもしれません。

ただ、会社員だったということは、会社と契約していたということでもあるし、仕事が「会社」という大きな組織で運営されていた方が有利ということは否めないです。
これを契約時(入社時)に私はわかっていなかったんですね。

では自営になったら何がわかるか。
「会社」が金銭を稼いでくる仕組みのベースを作っているということです。
そして「会社」が稼いだものを、「全社員」に契約分の報酬として分配するということ。

営業が数字をとってくるけれど、営業だけに専念できるよう事務方がいるんです。
事務方が数字を作れなくても、報酬があるのは、そういうこと。

個人で仕事をしている私が一人雇うと思ったら、今の売上をその方に幾らか渡さなくてはいけません。
雇う分、自分の収入が減るということです。
あまり収入を減らしたくなければ、仕事の一部をまるっと外部委託して一度支払うだけの方が負担がありません。
けれど、雇う、ということは、そのことで売上が大きく作れる、ということでもあることを忘れてはいけないんですね。

でも、かつての自分は、会社の売上に無頓着だったんです。
こんなに労働させられてるのに、報酬が変わらない、嫌な仕事もやってるのに報酬が変わらない。

今は、嫌な仕事も含めて仕事しています。そうでなくては金銭を得ることができないから。

今の私にとって誰かと仕事を一緒にしていくなら、私にとって嫌な仕事を楽々をこなす人ということになります。
では逆にそういう人が、私と仕事をしていくメリットはどこにあるでしょう?

その人にとっての嫌な仕事が私にとっての得意の仕事だったら?それは互いのメリットになります。

ここまで読んでくださった方、なんとなく察していただけたんじゃないかと思います。
零細企業の社長の思考と、大企業の社員の思考は違いますし、大企業の社長の思考もまた違うものだと思います。

これは日本だけなのか、世界ではどうなのかは私はわかりません。
一緒に仕事をしていれば、考えが変わるかも。
そこに賭けて採用できるほどの余裕があるかどうか。
失礼ながら人選に失敗しても余力がある状態でないと、人は雇えない。

また、投資家は投資以上のものを還元してくれるのを期待して投資してくれるもの、です。
金銭の還元ではなく人情的な何かをも含むなら、クラウドファンディングの方が向いてます。

Take time by the forelock.

私の現実はそんな感じの資本主義の海の隅っこで、ちょっぴり泳げるようになったかも、なんて日々です。
なので、逃避的な癒しとして推しの存在があるんですね。
彼らの出演した番組を見て、なるほど、私が彼らに癒やされるのはそういうこともあったのか、と思いました。

与えられたチャンスを努力して掴んできている人達だということ。

この番組、推し達の人見知りがすぎて微笑ましい。
(人見知りを克服ではなくて人見知りを看板にしたのが良いです。)

番組で、練習生に帳簿という飲食代を意識させていることを、初めて知りました。
自分達が食べているものは「会社のお金」で賄われているということ。
賄われている以上、きちんと申告が必要だという、会社の仕組みです。

好き勝手に食べても制限がなかったとして、それが、会社の評価と結びついていることを知っているのか知らないのか。

怖いことかもしれませんが、飲食代がかさんでも繋ぎ止めたい練習生とそうでない練習生は出てきてしまうでしょうし、それが練習生間の軋轢にもなるかもしれません。
そこまで考えて、飲み食いする食べ盛り、めちゃくちゃきついとも思うんですけど、例えばソロデビューしたいなら、練習生間の軋轢なんて屁のかっぱでしょうし、グループデビューするなら、軋轢なんてないようにした方が良いです。

自分達が会社から「投資」されているということを、理解できているのかどうかで、覚悟が違うと思います。

この番組のホストであるジェジュンさんが、すごく大切だとお話しされてて、私もほんとに納得だったんです。(ジェジュンさんは経営者でもあるとか)

辞めるんだからと食べまくった練習生、おそらく、その食べまくるという発想に至る経緯が辞める一因だったりするのでは、とまで思ってみました。

I-landがオーディションとしてどれだけの投資だったのか、彼等はよく聞かされるでしょうし、知っているのでしょう。
I-landゲスト時のジョングク氏が、こんなに恵まれた状況で努力しないのが理解できない、って厳しいことを言っていましたが、私も同感ではあって、デビューできなかったとしても、それだけ投資されたことを、次に活かせるだけの機会として繋げる努力をしなかったら、それまでです。
また、デビューした人は、しなかった人の返済義務も背負うことになります。

華々しいデビューは本人達にとっては負債返却のスタートでしかない。
推しはそういう自覚のある人達だって改めてわかって良かったです。

あと、BTSが世間の無理解ゆえに砂漠だったと言いますけど、今回の世論をちょろっと垣間見るだけでも、砂漠のありようは想像超えてきついなぁと思いました。
従事している人も含めて、エンタメに何を求めている社会なんだろう。

よく、ファンは推しのATMだと自嘲と自慢も混ぜて言いますよね。
気持ちよく払わせてくれるというのは、こちらがパトロンのようで楽しいことでもあるかと思います。

I-landが終わってのパーティで、常に一番に感謝しなくてはいけないのはファンだって、パーティーなのにPDがニコリともせずに言ってましたよね。
だから、ファンとして私はそういう姿勢を信用してATMなんだと思います。

とはいえ推しも、よくヴァンパイアなんてコンセプト受容したし、PD何考えてたんだとか疑問符いっぱいではあるんですよ。
私はそのコンセプトに惹かれたのもあるので、ありがたい限りですが、本人達が描いたK-POPグループのような売り出され方ではなかっただろうことは想像がつきます。
それでも、weverseの孝行息子と言われるまでやれちゃうリーダーすごいんですけど。

後輩グループが同じヴァンパイアコンセプトを取ったとしても、彼等のようにはこなせない、と逆に心配するだろうなと思います。
先にあげた動画で、宿舎に帰ると皆それぞれに部屋に籠る話に、棺桶で寝るヴァンパイアじゃ無いんだからさ、と思ってしまって、一人くすくす笑ってしまいました。
(先輩方が仲良くわちゃわちゃするのをファンが楽しみにしているのを知っている上で、自分たちの仲良さはそういう種類ではないと開き直っている感が、また良きでもあります。)

ちなみに、今出ているDARK MOONのアルバムにhitmanのクレジットはありません。
HYBEのクレジットがあるので無関係ではなかったでしょう、ただ冷遇どころか、やったね!と思っています。
歌い方の多様性を見せられたし、しかも、CDは限定発売とコレクター向けで売上数を競ったものではありません。

PDって、そもそもアルバム1つのPDだったりそういうものですよね?
今回は誰それにプロデュースお願いしました、と毎回変えたっていいはずなんです。
そういう、出すものに合わせたプロデュースということをHYBEが目指しているなら、私は会社を応援したいなぁ。
良質で、癒される楽しいエンタメを、今後もよろしくお願いします。


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