学び合い授業スキルアップ研究会より★⑦R5.3.6
「学び合い授業スキルアップ研究会」とは
学びの場.com「教育つれづれ日誌」
神保勇児先生のコラムより
「 ネーミングする」
1%の努力で子供たちの思考をより深めるための授業改善につながるスキルです。算数の授業では本時の課題を、前時に学んだことと比べ、それを生かす必要があるわけですが、そんな時にとっても役立つスキルだと思います。私も明日から使ってみたいです。ぜひ、皆さんもクリックして覗いてみて下さいね。当研究会では、神保先生のコラムに挙がっているトピックを扱う回もあります。興味がある方は下のバナーから御入会頂くことができます。一緒に学んでみませんか?
研究会での様子より
今回は神保先生と同じ職場で当研究会運営部
鬼塚先生よりICTの実践について御紹介して頂きました。
【授業で使えるICT活用の小ワザ】
講師 東京学芸大学附属大泉小学校
教諭 鬼塚 晶子先生
1児童の実態に合わせた多様な学習形態
①一斉授業型
従来型の教室で対面で行う授業
②ブレンド型
教室での対面授業・オンライン授業・事前に録画した授業動画・これらを組み合わせて行う授業
③ハイフレックス型
児童・生徒の状況や事情によって、オンラインか対面か、好きな方法で受けることができる授業
2 ICTを活用するメリット&デメリット
ICTを活用することのメリットは大きく、日々の授業の中で既になくてはならないものであることは大前提としてデメリットも抱えているようです。
参加者より
①研究授業などの「いざ」という時になぜか不具合を起こして困ることがある。(あるあるですが、一番焦ります。)
②調べ学習の際に、不確かな情報であっても信頼して自分のレポートに載せてしまう。
③安易にコピペをして本質的な学びになっていない場合がある。
④ルールと情報モラルについて
たとえルールを決めたとしても、子供たちはそのルールをすぐにすり抜けてしまうので「ゆるやかなルールを設定しモラルを育てていく必要がある」という声が聞かれました。例えば、YouTubeへのアクセスを制限したとしても他の教材アプリのリンクを使って入ってしまうなど・・・・・・。
3 さまざまな活用事例やコンテンツを御紹介頂きました。
①「見通し」「振り返り」「フィードバック」等への活用
児童同士のかかわりを促す場としても有効であることを伝えて頂きました。
・Google WorkspaceのClassroom機能を活用して、探究の時間(総合的な学習の時間)の最初に今日の見通しを入力して共有する。
・振り返りを「スプレッドシート」に入力し共有する。
・「スプレッドシート」に入力された友達の振り返りに対してコメントを入力してフィードバックする。
・上記の「スプレッドシート」に先生の欄も設けてあり、先生からのコメントも入力する。(先生からの評価がその児童にも届き、他の子も参考にすることができる。)
★また、スプレッドシートのような同時入力ができるアプリを活用する際の「友達の入力したものを消してしまうトラブル」への対処方法(権限の設定)も教えて頂きました。
②外国語活動での活用方法
音声を録音し再生して練習する方法
What's this? の単元での様々な活用
Keynoteを使用した実践では画像の部分を映すところをズームしたりして出題をするという手法が使えるそうです。楽しそうですね(*^_^*)
「デジタル絵本づくり」を活用した実践
人物や場面を選択して英語でセリフを入れるというものです。
「Puppet pals」というアプリを使用されていました。
③動画を活用された実践
どの教科にもライブ感をもって活用できます
子供たちが、各自の端末でその場で動画を撮影し、自分でclassroomにアップする方法も教えて頂きました。
Google classroom⇒三点リーダー⇒sites⇒ボタンの挿入 などの手順です。この時、動画をアップロードしてしまうと重くなって動かなくなるため、動画のリンクを貼った方が良いという具体的なアドバイスを頂きました。ですが、公開の設定で「一般公開の検索エンジンに自分のサイトを表示しないようリクエストする」を選択しないと知らない間に世界中に公開されてしまいますから御注意ください。
関連リンク
★1%の努力でできるスキルを紹介★『学び合い授業スキルアップ研究会』
教育関係の方で授業のスキルアップに関心ある方、一緒に学びませんか?
子育て・教育のお悩みオンライン相談室「ウチのこは」では神保先生に直接相談できます。
出版書籍 好評発売中
↑最後は私のnoteの記事です。😊