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恋文「眠り姫へ」

三羽 烏さんの企画に参加させて頂きます。
動画の音楽を再生しながらお読み下さい。

我が家の眠り姫は
もう自分の部屋で寝起きするようになった

最初の一週間は自力で起きてきたのだが
それ以降は相変わらず毎朝の救助に
いそしんでいる

一週間はできたのだから
必要になったらできるのだとわかった


ところでこの二歳差の末っ子は
決断が早くて
実は姉よりも先に進路を決めている

中学一年生の時に
行きたい高校を決め 宣言した
その時長女はまだ決めかねていた


やがて長女は次女が希望していたのと
同じ高校へ通うようになる


そして先に宣言していた次女も
姉と同じ高校に通うようになった


次女は中学生の頃から
「私、高校に入ったら留学する!」と言い出した


やがて姉も、海外就業プログラムのある大学を
希望するようになる


こんな決断の早い次女は
外ではクールで姉さんタイプ
「将来はニューヨークに住みたい」
と言っている


「私、失敗しないんで」と
言い出しそうな自信家に見える


だが家では意外にもよく泣いている


「今回のテストは、無理な気がする」
「数学が難しい・・・」
日頃の言葉は
自信のなさを鼓舞しているのかもしれない


そんなに泣かなくてもよかったよね?
というテスト結果が返ってくる


これからもきっと泣くんだろうな


そして先日、次女は
「私、毎日コンタクトにしたい」
と言い出した


私は30代の時に
「これ以上コンタクトを続けると失明します」
そう眼科医から言われたこともあり
「大学生になったら毎日コンタクトでもいいよ」
できるだけ「毎日コンタクト」が後ろに来るよう
伝えていたのだ


次女は私が納得しないと
「うん」と言わないタイプだと熟知していた


「ねえ、ママに『どうして毎日コンタクトにしたいかプレゼンする』」
と切り出すと高校のタブレットを使って
説明を始めた


毎日コンタクトレンズにした場合の
メリットとデメリット
そしてかかる費用について
写真を見せながら話し出した


そのプレゼン自体を聞く前に
「ねえ、ママに『どうして毎日コンタクトにしたいかプレゼンする』」
と言われた時点で実はもう
「毎日コンタクトにしてあげるしかないよね」と思ってしまった


そのプレゼンは毎朝、自力で起きられない次女とは違いキリっとしていた


そういう訳で先週末は
次女と春から大学生になる長女用に
「毎日コンタクト」分のコンタクトレンズを購入するに至った



予想外の展開を繰り広げる次女の
毎朝の寝顔が
とっても好きでたまらない



タイプが違うように見える二人ですが
決断力に関しては
長女は「20代までの私」に
次女は「それ以降の私」に
似ているんです・・・

つまり「おばさんになる前と後」ということで


あ、自分で「おばさん」って言っちゃった!
今のなしで・・・
うふふ💓