恋愛相手と結婚相手
恋や愛に関する一考察❻
20代の頃
私の恋愛相手は
ちょっと風変わりだった
富士山の地質を研究して
ピアノがやたらうまくて
作曲や演奏のバイトを
していた
その才能に近づきたかった
「ぼくは理系だから
物事は物質として捉えている」
と言っていた
つまり、
元素や素材のことらしい
会話は まったく
はずまなかった
たまに、富士山で採取したらしい
ゼニ苔かスギ苔が
私の家の郵便受けに
無造作に入れられていた
私がJAZZコンに出る時には
先生のように
レッスンをしてくれた
結局、
「才能が足りない」と言われ
ふられてしまった
(恐らくはピアノの才能)
失恋+才能足りない宣言
Wショックでぼろぼろに💦
「すごくいい目をしてる時がある。
もしも、テレビに出るくらい活躍したら
菓子折りを持って、
才能が足りないと言ったこと
お詫びに行ってあげる」と
上から目線の 不思議なせりふを
いただいた
謎すぎて(刺さりすぎて)
忘れられない
さて
結婚相手はというと
私に努力を求めない
関西弁を操る
おしゃべりな人
愛情を感じるときは
軽くなっていた
シャンプーとリンスの
ボトルが
重くなっているとき
黙って詰め替えてくれる
やさしさ