理想の人と運命の人は違う
理想の人、の材料は実際の人物に限らず、本や映画などの中からも拾ってこられるし、それらを頭の中で自由に組み合わせることもできる。ただ、「想像の範疇」を超えることはない。そう考えると、理想に縛られて自分の可能性を狭めている人が案外多いのではないかということに思い当たる。そしてそれは恋人選びに限ったことではなかろう。
かくいう自分は、理想の人、という感覚がわからない。人間はオーダーメイドではないのだから、自分の理想とする特徴から構成された人がいるとは思えない。強いていえば、その時好きな人が理想の人である。こういう人種は「理解不能な恋愛」はお手の物であるが、相手がそのまま理想の存在、いわば神なので万事「神様の言うとおり」になってしまう。言いなりになってしまって飽きられて・・・という経過をたどりやすいようである。 (2017.1)
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