調子のいい時に挑む
調子がいい時は問題がないのだから特別なことはしない。しかし調子が悪い時はじっとしておれず、不調の原因を探そうとして、あるいはてこ入れしようとして、あれこれ動く。それでもよい兆しが見えない場合、元気がなければ落ち込み、元気があれば思いあまって挑んで失敗する・・私のことである。たしかに、調子が悪い時、下り坂の時の挑戦は、いつも大きなダメージをもたらした。
「いちかばちかの勝負」とよく言われるが、それは勝負ではなく賭けである。
何の準備もせず勝負に臨む勝負師などいないだろう。万策つきてカンに頼るとしても、そのカンはそれまでの経験にとぎすまされたものであるはずだ。一発逆転、とか大外から一気に、などというのは、それだけの力があるからこその芸である。
不調の時に無謀な賭けに出て失敗したことを、自分には無理なのだと諦めてしまうのもよくない。やり遂げたいと思う気持ちが残っているのであれば、調子が上向いた時、ちゃんと準備してもう一度挑戦すればいいのだ。反省。 (2017. 2)
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