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【生活編】人生の中で大切なことに時間を使うために他の行動から引き算をする

仕事の日に午前10時ごろから考え出すこと。それは「今日のランチは何にしようか」いうこと。

私は今まで徒歩圏内には飲食店がほぼない職場と、都内の主要駅前に職場があるという2つの環境を経験しました。前者の時は何かしら持参するか、会社指定のお弁当業者でお気に入りの2~3択から毎日選んでいました。後者の現在は、選択肢が豊富にあります。

前者の時私はこう思っていました。人生の中で「食事」という大切な時間を、こんなお弁当ばかりで済ませてしまって勿体ない。もっと周りに選択肢があって、仲間と出かけられたらいいのに。

後者となった今の私はこう思っています。誰と何時にどこに行くか、自分の食べたいものを優先するなら何を食べたいか、相手に合わせるなら何を提案できるか、新しいお店はできたか…etc. 美味しいお料理にはありつきたいし仲間と息抜きしたい。でも考えることが多すぎて選べないから、仲間よさぁ選んでくれ。

そう、選択肢が多すぎて疲れているのです。

人は一日に何千もの選択を行っていると言われています。このランチ検討だけでもざっと100は質問が分岐していきそうです。そして、時よりこの考える工程が煩わしくなって、結局胃袋を満たすだけの食事を取ったりしているのです。人生の中で食事を大切にしたいと思っているのに。

ではなぜそれほど疲れているのか、なぜ考えることを煩わしく思ってしまうのか。振り返ってみれば、朝起きた瞬間から多数の選択と判断をこなしてそこに辿り着いているのです。以下にざっと私が朝から自分に強いている選択項目を挙げてみます。

1. そろそろ起きようか、もう一度スヌーズが鳴るまで寝ようか
(それは起きろって書きながら思っています…笑)
2. 定時通りに行くか、時差出勤するか
3. 服は何を着て行こうか(天気は?客先面会はあるか?何系の気分か?)
4. メイクは何系で行こうか
5. 髪はストレートか、巻くか、結ぶか
6. アクセサリは何をつけるか
7. 家を出るとき何を聞いていこうか
8. 電車のどの辺の車両でどのあたりに立とうか(重要)
9. 車内で簡単にメールチェックを済ませるか
10. オフィスにつく前にコーヒーを買っていくか
…etc.

今思いつく限りでもこれだけ出てきます。これらの自由度が高いことは、生活の自由度の高さとして感じていることかもしれません。でもそれと引き換えに、人生で大切にしたいと思うことを疎かにしてしまっているのが私の現状です。

では選択の負荷を下げるにはどうしたらよいか。本当に簡単なことですが、例えば、

• 仕事に来ていく服をパターン別に何セットか組んでおく
• その服に合う髪型とアクセも決めておく
• 車内でメールチェックはしないと決めておく
• オフィスまでの道のりでコーヒーは買わないと決めておく

こんな簡単なことでも朝の選択の負担はぐっと減らせそうです。そしてこれは朝のほんの1時間程度の出来事。一日全体を考えると、もっと圧縮できることは見つかりそうです。

自由と引き換えに起きる選択疲れ。ときどき自分の生活を振り返ってみて、人生において何を大切にしたいかを主軸におきながら、他の行動の引き算をしてみるのも良いかもしれません。




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