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気付けばおどらされている

新型コロナウイルスが世間を騒がせている今日この頃。日々感染者数が増えていくばかりで、毎日朝も夜もそんな恐ろしいニュースばかり。中にはいたずらに不安を煽るものもあって、意識していないとまんまと踊らされていたりもします。

情報は選んで取り入れるって、私は何度心に誓ったことか!そんな私も含め、世の中には情報をうまく扱えない人が多すぎるなと改めて感じます。トイレットペーパー騒動がその象徴であるように。

それもそうか、情報が限られていた時代にどう手足を使って情報を取ってくるかを訓練してきた大人にとっては、未来という現在に存在する様々な媒体を通じた情報を選ぶ方法なんてカリキュラムに入っていなかったんだ。決して私も他人ごとではないのです。

私はいつからか言われるようになったミレニアル世代という層で、思春期からインターネットという無限の情報源には触れていたし、学業にも大いに活用してきた世代です。それでも意識しなければ情報には踊らされています。

今の子供たちだって決して情報をうまく扱えているとは言えなくて、SNSで一喜一憂したり、永遠にYouTubeを見ていたり。それもそのはず、その対処を教えるべき大人に知識が無いのだから。

「情報とうまく付き合いましょう」系のメッセージは世の中に溢れかえっているのですが、今日はここであらためて私が意識していることの棚卸しをしたいと思います。

①事実が述べられているのか、誰かの意見が述べられているのかを見分ける

例えば誰かがニュース番組で「現在○○という状況が発生していて、それは大変怖い状況です」と述べていたとします。前半は事実、後半は意見というのは言わずもがな。判断はつきます。でもこれを夕飯時に料理をしながら、あるいは朝の支度中に耳にしたとしたら、事実に関する難しい説明部分よりも、意識の隅に残るのは「大変怖い」という簡単な言葉。こうしてニュースを情報として取り入れるのではなく、誰かの意見によって感情だけが引っ張られていたりするのです。あまり深く考えない、私のようなタイプの人は特に…。

②発信者の背景と意図を考える

ニュース番組では色んな人が発言していて、ニュースサイトやSNSでも様々なバックグラウンドを持った筆者が記事を投稿しています。その中には、異業種の人があたかもその道のプロであるように語っていることもありますよね。例えばコロナウイルスについて、経済学者や元スポーツ選手などの医療の分野では素人同然の人が語っていたり。みなさんその振る舞いがとっても上手いのです。発信者がどんな背景でどんな意図をもってその場で発信しているのか、ちょっと俯瞰して考えてみるようにしています。

③複数の情報源を持つ

一つの事実でも媒体によって違った切り取り方をしているので、状況が一風違って見えたりもしますよね。私はスマホには複数のニュースアプリを入れて、斜め読みするようにしています。ニュース番組もお決まりは作らず色んな番組を流し見して、なるべく様々な角度から世の中の動きを見るようにしています。

これらが私が何となく意識している情報に向き合い、うまく扱っていくポイントです。「コロナウイルス感染が拡大していて怖い」 は、ただ恐怖心だけ植え付けられるのではなく、感染が拡大する状況に対して各国がどんな対策を打っているかなどの理解に努め、個人に出来ることが何かを考える。

これこそ、情報に踊らされずに向き合うということなんだろうな。

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