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BEMANI PRO LEAGUE SEASON 2 beatmania IIDX部門を観終えての雑記

こんにちは。あなせまと申します。
2022年10月15日に東京ドームシティ プリズムホールで行われた「BEMANI PRO LEAGUE SEASON 2 beatmania IIDX FINAL」をもって、IIDXとしての「BEMANI PRO LEAGUE」(以下:BPLS2)は終了となりました。

以前投稿した記事で「試合の感想は自分で書くよりも他に書かれている方の感想を読んで共感する方が好き」といった事を書いたのですが、初の有観客・生配信で行われた音楽ゲームのプロリーグという記念すべき日であったこと、その大きなタイミングを現地で見届ける事が出来たことに感動し、自分の言葉で残しておきたいと考えて記事を書くことにしました。閉幕から1ヶ月以上経過した今になっての投稿ですが、読んで頂けたら嬉しいです。

有観客での試合が決まった時

その日はたまたま新宿にあるEXBAR TOKYO+さんでBPLを観戦していた日でした。いつものように開幕を待っていて、放送開始の直前にTwitterを眺めていたらこんなツイートが突然目に入りました。

有観客で???東京ドームシティ???
しかもEDPも同日に???

最早私の人生に欠かせない存在となったBPLと、一度音楽ゲームから離れる前、そして復帰してからもBEMANIコンポーザーのファンである自分にとって、大好きな2つのコンテンツが一度に楽しめる時が来たんだという事、そして「BPL ZERO」から始まって以来、無観客での収録配信のみだったBPLが遂に有観客での生配信を外部の会場を借りて行えるようになった事、時勢が落ち着いてきた事はあれど、ここまで大きなコンテンツになってしまったんだ…!という実感が急に沸いてきて本当に嬉しかったです。仕事も休めそうな日程だったので、何が何でも現地で観戦するぞ!と決めました(チケット購入が本当にギリギリでした)

また、かつて東京ドームで行われた「ラブライブ! μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜」に参加した経験があり、その時以来に水道橋の地に立つことが出来たのも嬉しかったです。このライブに参加してから東京ドームは“コンテンツにおいての一つの区切り”だと捉えるようになり、奇しくもその時物販やフラワースタンドを設置していた会場でもあったプリズムホールで大きな区切りを迎える事に、勝手ながら縁を感じていました。

ファイナル進出チームの皆様へ

そんなBPLS2 FINAL、全てが最高の時間でした。
TEAM ROUND 1の皆様、優勝おめでとうございます!!
最終試合の大将戦2曲目までポストシーズンへの進出チームが全枠決まらないという混戦にも混戦を極めたレギュラーシーズン、そんなレギュラーシーズンを突破した猛者達によるクォーター・セミファイナル、本当に色々な戦いがあり、ドラマの生まれた4ヶ月だったと思いますが、激戦の果てに昨シーズンのリベンジを果たし頂点に登り詰めたのが本当に格好良かったです。4人全員が勝ちに拘る試合を繰り広げ、全員が見せ場を作りながらの優勝は震える物がありました。

対するチームレジャーランドの皆様も、本当にお疲れ様でした。BPLS2 IIDX部門の感想を問われて、真っ先に出てくるのは“レジャーランドが最初からめちゃくちゃ強かった”です。昨年の悔しさをバネにメンバーを変えず挑んだ今シーズン、初戦から快勝する姿がとても印象的でした。元々あらゆるテーマに対して柔軟に配置できるメンバー構成で、そんなチームでも敗退してしまうのか…と昨年は思ってしまったものですが、今シーズンではより光る戦略、何より選手の皆様のレベルアップもあっての快進撃だったと思います。最後の最後までラウンドワンとの激戦を繰り広げ、優勝まで本当にあと僅か…でした。怖くなる位の快進撃(褒めてる)、来シーズンもまた見たいです。

どちらのチームにも心から拍手を送りたいです。全力でぶつかり合う姿をこの目で見られて本当に良かった…。

現地で感じたこと

何点か箇条書きで書いていきますが、“BPL”を肌で感じられる部分が多くて嬉しかったです。

・当日は少し早めについてカフェに入ったのですが、森一丁さんが選手コールの練習をされているのが聞こえてきました。会場間隣に併設のカフェだったので、元々のご本人の声質も相まってまあハッキリと聞こえる…
BPLにおいての森一丁さんの存在って本当に大きく(というかBEMANIコンテンツにおいての彼の存在は一記事の一項目だけで語りきれるものではない)、彼がファイナルの場にも立ってくださり、未来の話になりますがSDVX部門でも携わってくださるのが本当に嬉しいです。

・選手の練習風景、力の入った選手入場シーン、実際の試合風景を生で見られる。一番生で見てみたかった、待ち望んでいた光景を見られました。勿論DJも生で見られます。このコンテンツは謳い文句にもあるように「音楽とe-Sportsが一体となっている」のが他にはない大きな特徴で、それを生身で体験できない事にずっとモヤモヤして(時勢柄仕方ないけれど)いたのですが、それでも離れることなくコンテンツを追いかけてきて良かったと感じた瞬間でした。観客に対してのアクションをしてくださる選手もいてこの場でしか出来ないパフォーマンスだなと。また、臨場感も段違いでした。大将戦の「ピアノ協奏曲第1番“蠍火”」の打鍵音、多くの方の中に残っているのではないでしょうか。

・同じ目的を持った人が同じ場所に大勢集まっている事実が嬉しかった。私自身もフォロワーの方々とお会いしたりしたのですが、あの日あの場所に集まったのは「BPLが好きな人」「BEMANIが好きな人」「音楽ゲームが好きな人」が99.9%位かと思います。そんな想いを持った人達が一同に会する場って本当に“アツい”んですよね。私はイベンターだった頃から「現場至上主義」を貫いているのですが、一番の理由はこの「現地でしか感じられない空気を感じられる、共有できる」という部分が大きいです。勿論前述の白熱した試合を遂に生で見られる喜びもあり、くどいようですが有観客までありつけた嬉しさをひしひしと感じました。

今年初めの自分、本当に良かったな…

BPLとの向き合い方、変わった環境等

昨シーズンと比べて内外で明確に変わった部分が幾つかあるので書き記しておこうと思います。

①いちプレーヤーとして観戦できた

まずは、私自身がbeatmania IIDXをちゃんとプレーするようになった事。数年間BEMANIから離れておりBPL2021がきっかけで久々に触る程度にIIDXを始めたのですが、今シーズンではよりプレーする頻度が上がりました。ライバルを設定したり、離れる前よりも上の段位に合格できたり。BPL参加企業のゲームセンターは勿論、配信で使われている店舗にも足を運びました。サポーター向けのイベントがあった事も大きいように思います。

試合で実際に選曲されたBLUST OF WINDを試合と同じ難易度&譜面(正規譜面)でノマゲ出来たのが個人的な思い出です

最新作のIIDX30 RESIDENT、実はまだあまりプレイできていないのですが、モチベーションだけはあるので前作よりも良い実績で稼働終了を迎えられるよう頑張っていきたいですね。

②チームイベントに足を運んだ

現場の空気が一番!と豪語しておきながら、昨シーズンはチームイベントへの参加が0件でした。そもそも声優イベンターを引退してから仕事以外で遠出すらしていないし、そろそろ何か行動したいな…と思いたまたま休みが被っていたシルクハットさんのイベントに参加。昨シーズンを楽しむきっかけとなったチームであり、今季もメンバー再編成で注目していたのでイベントで選手やスタッフの皆様とお話が出来、直接応援の言葉も伝えられて良かったです。
また、先日仙台で行われたスーパーノバ東北さん&GiGOさんのコラボイベントにも参加させて頂きました。仙台はイベンター時代を含めても初めて行く場所で、当日案内してくださったフォロワーの方とグルメを満喫したり、全チーム中特に地域密着!なイメージの強いこのチームの聖地、スーパーノバ イオンモール仙台中山店さんも訪問できました。またGiGOさんは今シーズンからの新規参入チームでありながらレギュラーシーズン、クォーターファイナルでの劇的な勝利でセミファイナルまで進出と、試合の度に興味が増していったチームです。昨シーズンから気になっていたノバさんとのコラボという豪華な、1日のみでしたが遠征した甲斐のありすぎるイベントでした。

職業柄、イベントが集中する週末に休みが取りづらい(特に日曜日は休暇申請不可)ので正直満足できる参加実績ではありませんでした。後述する再推しチームのTAITO STATION Tradzさんを始めイベントに一度も参加できなかったチームもありますし、仙台もどうせなら全通したかった。べあー杯やシルクハット杯といった大会の観戦も行きたかったです。来シーズンは参加したいイベントは全て行けるように何らかの行動をしようかな、と考えている所です。

③観戦環境が変わった

今シーズンより、新宿にあるEXBAR TOKYO+さんでパブリックビューイングが開始されました。私も何度か足を運びましたが、これが本当に大きかったです。スポーツ観戦で熱狂するファンの気持ち(それこそ直近のW杯で日本が勝利した事とか)が昨シーズン以上に分かった事と、このゲームが持つ競技としての熱さを限りなく生に近い環境で浴びる事が出来ました。
ずっと家で一人で配信を観ていた身として、BPLのファンってこんなにいるんだ!と実感できた事、そんな多くのファンの方々と同じ場所で観戦を楽しめた事がとても嬉しかったです。チームイベントに参加した時もそうですが、自分以外のファンの方々の熱量を直接感じられた事は私自身の大きなモチベーションにも繋がり、コンテンツがここまで大きくなった感動と相まって「BPLに出会えて良かった」と再認識するきっかけになりました。EXBARでの観戦を通じて知り合えた方も多く、Twitterのフォロワーもシーズン開始からかなり増えました。皆さんの熱量で私もコンテンツを追い続けられています。大袈裟に聞こえるかもしれませんがこの場を借りて感謝を申し上げます。

まとめ

BPL ZEROから数えて3シーズン目、コンテンツとして大きく環境の変わったシーズンになったと思います。それは勿論良い意味での変化です。先程のEXBARが代表的な例ですが、こんなに多くの人と音楽ゲームの試合で盛り上がれる日がやってくるとは思いませんでした。一度離れている身で何を言っているんだとなるかもしれませんが、音楽ゲーム、特にBEMANIシリーズは本当に楽しい物で、BPLが開幕してからその楽しみ方に新たな選択肢が増えたと思っています。今後、SOUND VOLTEX、Dance Dance RevolutionでもBPLが開催され、特にSDVXは開幕がもう目の前に迫っています。現状、この機種に関しては分からない部分が多いのですが(申し訳ない)、以前から知っている方が出場される•EXBARでのパブリックビューイングも引き続き行われるという事で、一周回って何も知らない状態から楽しんでいこうと思っています。また熱い日々が始まるのが今から楽しみです。



個人的に思うこと

ここからは個人的な話です。

BPLは同じコナミのKACと比べてエンターテイメント性の高いコンテンツだと思っています。勿論どちらも真剣勝負である事に変わりはないし、BPLに関してはチームオーナーが存在し、賞金の発生する「競技」であり、私が観戦する上で一番楽しみにしているのも選手同士の本気のぶつかり合いでそこが一番の魅力だとも思います。しかし、チームとしてのイベントや配信が行われる事、(端的に言えば)選手のカードをコレクションできる+人気投票のようなイベントがゲーム内で行われている事、こういったnoteやファンアートを共有できるハッシュタグが公式から推奨されている事等、試合をして終わり、ではない“BPLならではのコンテンツの楽しみ方”が公式からも発信されています。

私は今シーズン、全チーム箱推しを豪語しながらもBPL ZEROの頃から応援させて頂いているNORI選手が所属されている事、開幕前からプロモーションに力を入れており、開幕後も前述した“BPLならではのコンテンツの楽しみ方”を次々と提供してきた事に心を揺さぶられ、TAITO STATION Tradzさんを特に応援していました。
具体的には毎週の雑談配信「Tradz RADIO」、選手やアドバイザーのカードが貰えるクレープの発売やコラボカクテル・ビールの発売、Tシャツ・パーカー等オフィシャルグッズの発売、カッコいい公式サイト等々。これでもかとばかりにチームを、BPLを盛り上げていこうという姿勢にいつの間にか気持ちが吸い寄せられていってしまいました。そして、これらは以前私が投稿したnoteで書いた“音ゲーマーを推す”という事に直結していて、目に見える形での“推し方”の提案であると私は考えています。
例えば毎週の雑談配信、決まった曜日に決まったタイミングで配信があると「この為に一週間頑張ろう」という気持ちになる方も多いのではないでしょうか。カードがランダムで封入されているクレープであればコンプリートor推しが出るまで退くに退けない気持ち、オフィシャルグッズを着用して観戦したりイベントに参加したり…等、試合を観るだけでは終わらない楽しみ方を矢継ぎ早に打ち出してきたチームでした。「みんなで応援!BPLサポーターズ」では1〜4位までをTradzが独占するというとんでもない結果になりましたが、新規参入チームながらも着実にファンを集めてきた結果の表れだと思います。今後SDVX、DDR、そしてあるとするならば来シーズンのIIDX部門…とこれからもワクワクする体験を期待してしまうチームでした。

…なんて事を言いながらも、この文章を書いていて改めて思うのはやっぱり全チーム全選手が大好きだな、という事です。それぞれのチームに魅力があるし、どのチームが勝っても負けても忙しなく自分の感情が揺れ動いていました。どちらのチームを応援すれば良いのか悩んでしまった試合も少なくありません。アドバイザーの方々や裏方としてチームに携わっている方々の存在も抜きにしては語れず、全員で作り上げていくコンテンツであることをひしひしと感じています。

最後に、「推し方の提案」と書きましたが、そもそもの“音ゲーマーを推す”という行為に関して、自分の中でどういった言葉で纏めて良いのかIIDX部門が終わった現状で自信のある答えを出せていないのが正直な所です。勿論ネガティブな意味で捉えている訳ではないし、明確な答えなんてそもそも存在しない(一個人の考え方が終着点ではない)とも思っています。少なくとも私は今の“推し活”が楽しいし、楽しみ方の可能性をまだまだ秘めているコンテンツだと思って追いかけているつもりです。形は違えど再び現場に足を運ぶようにもなったので感謝の気持ちもあります。今後機会があったら色々な方と話してみたいテーマであります。

長くなりましたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
これからもBPLを楽しみつつ、またnoteで発信していけたらなと思います。

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