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「BEMANI PRO LEAGUE SEASON 2」で流れた曲にまつわる個人的な思い出を語りたい①


こんにちは。あなせまと申します。
私が音楽ゲームのeスポーツリーグ「BEMANI PRO LEAGUE」(以下:BPL)に関する記事を書くのは実はこれで3本目になります。

1本目: https://note.com/mojikun255/n/nb69aff93abe6
2本目: https://note.com/mojikun255/n/n3928baae8abf

過去2本の記事共、多くの方に読んで頂いた事に感謝を申し上げます。本当にありがとうございます。
今回の記事はどれだけの方の目に留まるのか分かりませんが、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです。

書こうと思ったきっかけ

BPLが今シーズンに突入してから、「発信する
」という事が前シーズン以上に大きな役割を持つようになってきたと感じています。
多くのチームで振り返り配信の頻度が増えたのは勿論、選手と1対1でのレッスンイベント(シルクハット)、オリジナル缶バッジの限定販売(レジャーランド)、チーム主導で応援うちわを作成する企画(スーパーノバ東北)など。いずれも試合だけに留まらない、BPLのあり方を広げるものだと思います。

特に発信に関して長けている(曜日指定の定期配信、クレープやコラボドリンク等持ち前の脈をフル活用したコンテンツの発信)と私が感じているTAITO STATION Tradzは、早くから選手の魅力をアピールし続けた甲斐もあり先日の「みんなで応援!BPLサポーターズ」では投票ランキング上位を所属選手が独占するという結果になっています。

また、最近では、「べあー杯」に参加された選手の皆様のnoteも読ませて頂いたこと、何より主催のべあーさん自身がS1の頃から定期的にnoteを更新されている事、これまでの私の記事でも触れているNORI選手の「BPL ZERO」に関するnoteに感動した事等々があり、冒頭で述べたような発信の大切さを実感しています。

さて、そんな中でいちBPLファンとして自分も発信する事を続けたい!と奮起したものの、試合の感想は多くの方が既に投稿されているし、どちらかと言われれば自分はそれを読んで共感する側でいたいと思い、じゃあ自分にしか書けなさそうな視点から書いてみよう!とこのようなテーマを選択しました。

IIDX、及びBEMANIシリーズへの入り方は多種多様かと思います。私の場合、最初に知ったのはポップンミュージックの楽曲で、初めてプレイした機種はjubeat、現状一番やり込んだ機種はリフレクビート、IIDX自体はそれよりも少し後に本格的に触ったという事で、IIDXメインのプレーヤーと比較すると楽曲の知り方等、ユニークな物があるのでは、と思います。

語っていきます

語っていくのは以下に当てはまる楽曲です。つまり放送中に流れている殆ど全ての楽曲が対象なのですが、何分曲数が多すぎるので、かなり曲数を絞らせて頂いています(それでもその①らしい)

①BPL SEASON2(以下:S2)が始まってから試合で選曲された曲
②ストラテジーカードで選出された曲
③DJが流した曲

少ない曲数ではありますが、私のBEMANIとBEMANI楽曲好きが少しでも伝わればと思います。

1.FLOWER(Opening Live act:DJ KOO氏 選曲)

まあ最初はこれですよね。DJ KOO氏によるライブアクトでS2は幕を開けましたが、ただでさえあのDJ KOO氏が登壇するというだけでもとんでもない事なのに、この曲を一曲目に流すのはズルいですね。
この曲は2011年に連動イベント「APPEND FERTIVAL」においてjubeatとREFLEC BEATの共通収録曲として誕生した楽曲です。当時の私は中学生、少ない小遣いでその時メイン機種だったjubeat中心の連動イベントという事で、後に青春を捧げる程の機種になるリフレクを初めてプレーしたタイミングでもありました。FLOWERはどちらの機種でも譜面がかなり難しく、某大百科では「jubeatの譜面は仮の姿」なんて書かれていた事もあり初めてリフレクのHARD譜面をクリアした時は心の底から嬉しかったです。(当時はこのレベルの譜面が本当に少なく、上から三本の指に入る位難しかった体感。後にインフレしますが…)

そんなFLOWERもこの2機種をはじめ、他BEMANI機種にも原曲・リミックスで次々と移植されていきました。気付けば2013年頃には“BEMANIを代表する楽曲”のような位置付けになり、他社の音ゲーにも移植されるようになりました。BEMANIに触れる前から太鼓の達人をプレイしていた私にとって、あの見慣れた筐体からFLOWERが聴こえるのは違和感というか、謎の抵抗があったのですが、企業の枠を超えてBPLが開催されている今では大きな一歩だったんだなあと感心しています。
そんな曲が、現在のAC音楽ゲームシーンの最前線とも言えるBPLのオープニングアクト、その一曲目で流れた事はこの曲が今でもBEMANIの“顔”として立派な役目を務めている証だな、と感じました。

2.ZETA〜素数の世界と超越者〜(選曲:NIKE.選手)

第4試合においてAPINA VRAMeSのNIKE.選手が選曲されたポップンミュージック初出の楽曲です。
この曲の作曲者、Zektbach=TOMOSUKEさんは他にも様々な名義で幅広い作風の楽曲を数多く提供されているコンポーザーです。恐らくですが、私がそれまで音楽ゲームをやってきた中で初めて「作曲者」として注目した人物だと思います。jubeat、リフレク、IIDX、ポップンetc…とプレイするBEMANIシリーズの幅を広げてきた中で、直感で「この曲好きだな」となる楽曲の多くにこの方が携わっている事に気付き、広すぎる作風に驚かされたのが懐かしい。その中でもZektbach名義の楽曲は、曲単体には収まらない壮大なストーリーがバックにある(=Zektbach叙事詩)事にも驚かされ、一気にそちらの方にも熱中してしまいました。CD付の公式ガイドブックも発売された事があり、購入してゲームセンターに持って行ったりしてました(?)。
そんなZektbach名義で最も好きな曲がこの曲になります。一言で言うなれば“神秘”なイメージの曲なのですが、これまでそういった曲調に触れる機会がなかった事もあり、すぐ虜になりました。どの機種の譜面もコンボ数が素数な噂は本当なのでしょうか(数学に弱い人間なので誰か教えてください)。
ちなみにZektbach叙事詩としてのストーリーで一番好きなのは外伝(曲で言うと蛇神)です。切なすぎてもう…

2013年にIIDX、リフレク、ポップンでの連動イベント「みんなで宇宙戦争」が行われ、当楽曲は無事(?)リフレクへ移植されました。Zektbach名義コンプリート、今でも待ってます。

3.MAX LOVE(DJ選曲)

第5試合において、Resident DJのdj TAKA氏が流していました。DJ YOSHITAKA氏と星野奏子氏の楽曲になります。

この記事を書くまでこの曲DDR初出だっけ?それともIIDX?と曖昧だったので、調べてみるとDJ TROOPERS初出の楽曲でした。曖昧になっていた理由として、私がこの曲を知ったのが中学生の頃に初めてプレーしたDDRだったから、という所があります。

それまで、DJ YOSHITAKA=EvansやALBIDA等、高難易度になりがちなインスト曲ばかりリリースしているイメージが強く(当時の私がjubeatメインだったのもあります)、ボーカル入りの楽曲も書けるんだ〜と感動した記憶があります。井の中の蛙大海を知らず、とはこの事。
この曲は星野奏子さんの楽曲の中でもDJ YOSHITAKAさんの楽曲の中でもかなりお気に入りなのですが、YOSHITAKAさんは男女問わずボーカル曲を作らせたら天才だと思っています。BPLでも登場した「CaptivAte〜裁き〜」や「Catch me」をはじめ、「儚きは我が決意」「limelight world」「SHION」「心のコラージュ」「The Lonely Streets」「幻想花」等々…中でもDDRの「SUPER HERO」という楽曲がMAX LOVEと同じ位好きなので、IIDXかリフレクへの移植を待ち望んでいます。

4.バビロニア(ストラテジーカードで選出された楽曲)

第6試合でレジャーランド→GiGOに対してのストラテジーカードで登場した劇団レコード氏の楽曲です。(元はLOOT選手がExpanded‼︎を選曲していました)
今回、私がこのテーマでnoteを書こうと決心した3曲のうちの一つです。

ようやくIIDX初出の楽曲な訳ですが、個人的には移植先のjubeatで行われていたイベント
「遠い記憶の旅人たち〜バビロニア〜」が思い出に残っています。このイベントをやる為だけに当時離れていた音ゲーをイベント期間だけ触っていたほどです。
正直、移植先なのにここまで手の込んだイベントやっちゃうの!?と驚かされた上に感動させられてしまい、改めて情景が浮かんでくる劇レコさんの曲凄い…となっていた記憶があります。バビロニアのムービーに登場するキャラクター「ノップ」はその通りIIDX初出のキャラではあるのですが、彼に纏わるオリジナルストーリーがjubeatの筐体上(と公式サイト)で展開され、ストーリーと絡めた新曲「バビロニアの旅人たち」「旅の終わりと祝祭の夜」も登場するという、非常に充実したイベントでした。まさかの初出以外の機種で、一つの楽曲をここまで掘り下げられるとは… 当然jubeatプレーヤーの中にはこのイベントで初めてバビロニアを知った方も多いでしょうが、作り込まれたストーリーとそれに付随する楽曲でイベントを楽しめた方も多かったのではないでしょうか。私自身、楽曲こそ知っていたもののムービーにまで意識が向いていなかったのが正直な所ですが、既に書いている通り絶対にこのイベントはリアルタイムで体験しなきゃダメだ、と直感しeパスを新規購入してまでこのイベント期間だけゲームセンター通いを再開していました。そんな思い出もあり、ストラテジーでこの曲が表示された時は少し泣きそうになりました。
(肝心のバビロニアの初出時の曲コメが見当たらなかったので、キャラ周りで自分が無知だったらすみません)

「バビロニアの旅人たち」「旅の終わりと祝祭の夜」この2曲もMV付きで見たいなあ…

5.明鏡止水(選曲:DINASO選手、8S.選手、PEACE選手)

S2のレギュラーシーズンでかなり聴いた気がするこの曲、3回も投げられてしまったSILKHATさんには申し訳ないのですが、めちゃくちゃ曲が好きなのとかなり思い入れのある楽曲なので、何回聴いても飽きなかったです。(ごめんなさい)

ZETAに続いてTOMOSUKEさん(とあさきさん)作曲のポップンミュージック初出の楽曲ですが、この曲にはやや特殊な思い出があります。

リンクのツイートの通りなのですが、私は高校時代書道部に所属していました。
高校から初めて、何段とかそういった資格に繋がるものは取っていないのですが、では何をモチベーションに活動していたかと問われれば、答えは毎年秋の文化祭で行われる書道パフォーマンスの発表会でした。
(書道パフォーマンスについてどういった物か分からない方は「とめはねっ! 鈴里高校書道部」という漫画を読んでみてください)
大きな筆を豪快に振るい、全身を使って文字を書くのは本当に楽しかったです。

やや話が逸れてしまいましたが、そんな書道パフォーマンス、私の所属していた書道部では2年生以上になると個人作品を発表出来るのですが、そこで3年生の時に披露した作品が「明鏡止水」でした。この言葉を選んだ理由は、勿論「明鏡止水/TOMOSUKE feat.あさき」が好きだからです。
パフォーマンス中に音楽も自由に流せるのでこの曲を流しながら書ききりました。恐らくですが、元ネタが分かる人は当時その場にいた中では自分と同じく音ゲーマーだった友人のM君位だと思います。

実際の写真が出てきました。出来栄えには目を瞑って頂いて… 

こういう事をやってしまう位にはこの曲が好きなので、S2で聴けた事はとても嬉しかったです。


というわけで「BEMANI PRO LEAGUE SEASON 2」で流れた曲に纏わる個人的な思い出を語りたいnoteでした。ここまで読んでくださった方、いらっしゃいましたら本当にありがとうございます。
何と、この記事は“その①”らしいのでまた近々noteを書くと思います。なにぶん遅筆なのでいつまでには上がるよ!という約束は出来ないのですが、ちょろっとでも読んで頂けたら幸いでございます。

BPL、今後も良い曲が沢山流れてほしいし、“新たな曲に出会える場”になれば良いなあ。

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