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物事の本質に触れたいと思ったら、冒険心に火をつけろ!

この洞窟の奥には何があるんだろう・・・

その人は手に火を持ち、
足元を照らしながら、
まだ先の見えない洞窟の中に一歩踏み出しました。
空気は少し湿っていて
ドキドキするけれど、
でも今どうしてもその先に何があるのか見てみたい・・・
そんな衝動に突き動かされて洞窟の奥深くに一歩一歩足を進める

こんにちは、本田蒼風です。
冒頭に書いた文章は、「深」漢字の字源を字書を片手に調べているときに私の頭に浮かんできた光景です。
まるでインディージョーンズが新たな古代遺跡の謎を解くべく洞窟の中に分け入っていくような情景が浮かびました。
(インディージョーンズは私の幼少期の憧れ★影響受けすぎて考古学者になりたいと思った時期があったくらい・・・)

「深」の文字は、さんずいと、旁部分は「穴+火+求(略字)」の組み合わせでできています。

この「穴」に関しては諸説あり、
一つは先程冒頭でも書いたように「洞窟の穴」で、そこに松明の明かりをもって奥へ奥へと進んでいく=深につながっていく・・・という説を展開している説。
もう一つは、「竈(かまど)の穴」で、火種を探して灰を書き出す様子であるとしている説。
「深」の字は、さんずいですから深海へ潜っていって深海の秘宝でも探すのでしょうか??

注目すべきは、どちらの説にも共通しているのは、奥にあるものを手元に引き寄せようとしたり、奥へ足を進めたり・・・と行動(動作)が描かれているという点です。

深の文字から動作や行動をイメージへはなかなか結びつきづらい気がしますがさんずいを手偏に変えれば「探検の探」ですから、それはまさしく行動そのもの。

深の文字を使った熟語には、

深見=物事の本質を見る
深交=人と深く関わり交流する

など、水位など物理的な深さだけではなく、物事の本質に迫るというような感覚が込められていることがわかります。

私たちの普段の暮らしの中で起こっていることは、表面で見えていることだけをさらってしまうと、物事の本質や根本の原因みたいなところが見えてこず解決策を見つけることができない・・・みたいなことがよくあります。

物事を深く考える際に大切になってくるのは、
この文字の起源が教えてくれるように「まずはそのことに対して何かしら行動(アクション)」を起こしてみることが大切なのかもしれない・・・と思ったのです。

私たちの頭で考えて理解できる部分は、
実はその現象のごく一部であって、
実際に取り組んでみたり、
自分が経験してみる過程で気づいていくこと、見えてくる部分に、
そのことの「本質」に関わる部分が多くあった・・・ということが結構ありますよね。

禅の基本精神の「不立文字(ふりゅうもんじ)」は、
知識や文字など頭での理解だけでは、物事の本質に迫ることはできないよ。自分の体験、経験を通して迫ることで物事の本質に触れられるのです!

と説いているわけです。

なにか自分が興味をもっていることの本質に深く深く迫ってみたいと思うなら、まずは行動してみる・・・
そこが重要なポイントかもしれませんね。


その際には「この先に何があるんだろう??」とワクワクしながら足を進めていくワクワクもお忘れなく。

今、自分の気持ち・目標を漢字一文字に置き換えて、
その文字を起点に行動の方向性を探っていく
漢字一文字置きマインドセット

この「深」の文字を設定してみた人のアイデアの参考になれば嬉しいです。

今日も文字のチカラで自分らしい一日を!

MOJIKARA研究所 本田蒼風でした。


#マインドセット
#物事の本質
#漢字一文字

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