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海の森「マングローブ」

沖縄の北部地域に多く見られるマングローブの森。マングローブは主に川の河口付近の真水と海水が混じりあう場所に生息しています。

基本的に植物は海水では育たないのですが、マングローブは根を海水や汽水地で育つことができるのがマングローブが他の植物と大きく異なるところ。

葉の表面から塩分を排出したり、塩分を古い葉に集めて落葉させることなどはわかっているのですが、なぜ海水のある場所で生きることができるのかは全容解明はできておらず、詳しいメカニズムは今も研究中らしいです。

そしてマングローブ林自体が多様な生き物の生息場となっているだけでなく、海からの風や海水の流れ込みを緩和する効果もあります。東南アジアではマングローブを伐採したため、内陸まで海水が押し寄せ、家屋や田んぼに海水が流れ込む被害が出ているそうです。

大切な自然の循環は、ありのままが基本だと思います。人も自然の一部、それぞれの役割を間違わないように注意したいですね。

沖縄県金武町のマングローブ林


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