kintone hive nagoya 2022 感想

5/31(火) Zepp Nagoyaで実施されましたkintone hive nagoya 2022に参加しましたので、感想を書き記したいと思います。印象が薄れないうちにね。

全体の感想

一言で言ってしまうと「パワーワードで殴り合う地下格闘技場!」でした。プレゼンテーションの内容はどれも「聴かせる」内容なのですが、なかでもとにかくワードの厚みが半端ない。

そんなわけで、全体としては「プレゼン上手がパワーワードで殴り合う奇祭」って感じでした。

株式会社ZIP-FM様 

パワーワード祭りと述べてしまったのですが、ZIP-FM様のプレゼンはワードの圧というよりは内容で勝負といった印象でした。
なかでも、kintoneの推進チームを立ち上げられたということ。組織力でkintone導入を成功に導いたのだと感じました。

システム構築というと開発会社の作業のように感じるかもしれませんが、実はお客様がアサインしていただかねばならない作業量は非常に大きいです。kintoneに限った話ではなく、システムというのは意志の具現化なので、否応なく自分の仕事について振り返らなければならず、そのためにはお客様の協力が必要なのです。

kintoneの導入の成功のカギは、導入企業が当事者として案件にかかわること、そのための体制づくりにあるのかもしれません。

医療法人社団たいようのき オリーブ在宅クリニック様

「せーのっ天竺を目指すため!」
の破壊力で観客全員が謎の世界に導かれるというすさまじいプレゼン。

淡々とそのエピソードを話されておられのですが、内容は、ペーパーレス化のためにシステム導入後書類を燃やすという、徹底的な戦いぶりは、絶対に西方へたどり着かんとする意思を感じられるものでした。

「天竺=ビジョン」ということなのですが、先生自らがトップダウンで道を行くさまを見せることで、続くスタッフの皆様も安心して後に続くことができたのかなと思いました。

それにしても、システム会社が作ったアプリを分解して解析し、最適化再構築するとは、恐ろしいインテリジェンス・・・。

塚本産業株式会社様

天竺を目指した直前のプレゼンと同じく、ステージに上がるのは導入企業の社長さん。でも、こちらの内容はずいぶんと印象が違うものでした。

kintoneの導入によって、会社の欠点が浮き彫りになるという構造で、発表するにも勇気がいる内容ですが、素晴らしかったです。

リーダーとしての姿勢も、ビジョンに皆を導くのではなく、メンバーに意見を聞き出してあるべき姿を探すという、まったく違うアプローチで、しかし素晴らしいシステム導入効果があったことがとってもわかりやすい内容でした。

kintoneが一番生きた事例だったのではないでしょうか?

株式会社コラボスタイル様

素晴らしいソフトウエア製品を展開しておられるこの会社に課題なんかなかろうが! と思っていたのですが、改善というものはどこまでもできるものなのでしょうね。

kintoneで「スケスケ化(見える化の徹底的なやつ??)」を狙う開発チームの女性が主人公のプレゼンでした。

ベロシティ・スプリントといった開発者にはなじみがあるKPIをkintoneで共有しようという内容が、私は個人的にぶっ刺さりました。(kintoneでプロ管やりたいんですよね。)

開発チームではうまく回せていると思っても、組織の外に出れば改善できることがいっぱいあるということでしょうか。kintoneの効果が高い場所はグループとグループの間にあるのでしょうね。

kintoneでさらに強化されたコラボスタイル様の開発スタイルがとっても気になっています!

アイホン株式会社様

「俺が作ったんじゃねえよ!!!」という言葉がぐっと来たこのプレゼンは、印象最悪のkintoneをどのようにして愛するようになったかという導入推進者の喜怒哀楽に満ちたものです。

システムは意外と棄てられやすいものです。たくさんの人の協力が必要な手のかかる子供のようなもの。それはkintoneに限ったことではありません。

モチベーションの回復には感謝が効く。

やはり「ありがとう」と言ってもらえることが一番人もシステムも救うんだなぁと感じました。

名古屋代表はこのプレゼンに軍配挙がって勝負あり!

さいごに

とっても楽しいお祭りに参加できました。いろんな方に会えたことが一番うれしかったです。kintoneに関わる喜びの一つだなぁと。

以上です。






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