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ご近所猫さんに関するお知らせ


noteで何度か触れていたご近所猫さん。




今日の昼過ぎに、飼主さんから連絡があり、レストランに行きました(お店は今日はお休みです)。

そこで、今朝10時32分に猫さんが亡くなったことを教えてもらいました。

私が最後に会ったのは22日。
ランチをしにレストランに行ったところ、中庭の小屋の中にいるので会ってあげて、と飼主さんに言われました。

発泡スチロールでできた小屋を覗くとそこに猫さんは横たわっていました。

私が身体を撫でてあげると、鳴きました。
よくお喋りする彼らしいなと思いました。
撫でているのが私であることは、たぶん分かっているのだろうと思いました。

翌日の明け方、猫さんは脱走したそうです。
そこをレストランのお馴染みさんに発見され、自宅に連れ戻されました。

帰ってきてから更に容体が悪化したそうです。

亡くなる前、立ち上がり、飼主さんご夫婦を見て、ニャーッと鳴き声をあげ、倒れたそうです。
そのまま亡くなったとのことでした。


遺体は、千代田区に埋葬されるそうです。


飼主さんは、猫さんをとても愛していました。


仕事がレストランでなければ家に入れてあげたかったそうです。
お客の中には猫が嫌いな人もいるので、入れてあげられなかった、そう言っていました。

それでも、レストランの食材の残りをおやつにあげたり、食べられなくなってからは魚や鶏を煮込んでスープにしてあげたり、手をかけてあげていました。

一昨年には猫さんを引き取りたいという怪しげな電話がかかってきたこともあったそうです。
ふざけるな、と相手にせず、猫さんを守っていました。

猫は完全室内飼育が原則と言われます。
その点からすれば、彼の飼われ方は正しくなかったかもしれません。

ですが、結果、たくさんの人に愛され、可愛がられ、外猫にしては長生きの18年の生を全うしました。

私が関われたのはほんの10か月でした。
10年もこの地域に暮らしていたのに、コロナになるまで知りませんでした。
もっと早く知って、もっとたくさん関わりたかった。それだけが悔やまれることです。

猫さんは、コロナなどで沈みがちだった私の心を癒してくれました。
動物愛護の世界という新しい道を教えてくれました。

そして、新しい友人も与えてくれました。

いくら感謝しても足りません。

今は悲しくてたまりません。
もう会えないのか、撫でてあげられないのか、鼻を噛んでもらえないのか…寂しくてなりません。


だけど、立派に生きた彼には安らかに眠って欲しいと思います。
そして、いつでも私に会いにきて欲しいと思います。

夢の中ででも会えれば、私は幸せです。

猫さん、短い間だったけど、本当にありがとう。
ゆっくり休んでください。
私はあなたを忘れません。

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