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ハードディスク死亡事件とバックアップシステム

写真を保存していた外付けハードディスク(WD My Book : 4TB)が死亡しました。実は、死亡する前に少しずつアクセススピードが落ちていたので、そろそろハードディスクを新しくしなければと思っていた矢先の死亡です。これまでの家族写真の全てが入ってたので、とても焦りました。ハードディスクの異変を感じたら、即対応が吉です。

ハードディスクの救出・復旧するべく、ネットで業者を探して見積もりを取りました。オンラインによる簡易見積依頼書に記入した後、その業者から電話がかかってきて口頭で詳しく状況説明を行いました。その時は、パーツ交換で済むなら$200くらいだろうと言われました。その後、Fedexの送付ラベルがオンラインで発行され、直ぐに業者に発送しました。1週間ぐらいで正式見積もりが届き、エコノミー(1週間から2週間)で$864でした。緊急対応(即日)だと$2,400ぐらいです。緊急性はないので、エコノミーでお願いしました。

救出されたデータが、新しい外付けハードディスク(WD My Passport : 4TB)に入れられて戻ってきました。中身は全て復旧していたので安心しました。しかし、$864は高い勉強代となりました。

写真の保管方法として、分散化を積極的に行わなければなりません。というわけで、家族写真は以下の分散化を図る事にしました。

ハードディスク(デジタル保存

ハードディスクは寿命があるので、例えば2年毎に新品に入れ替えるなど工夫が必要です。コストはかかりますが、ミラーリング出来る外付けハードディスクの導入もあります。単体のハードディスクと比較すれば高価ですが、救出で$864支払ったことを考えれば安いかもしれません。とりあえず、2年毎に新品に入れ替えるというマイルールを導入して対応することにします。今回購入したのは、WD My Book(8TB)で、死亡した外付けハードディスクと全く同じ商品です。なぜ同じ商品にしたかというと、突然死する事なく、死亡する前にアクセススピードが落ちるというSOSを出していたのが、私にとって評価ポイントです。自分の対応が後手に回らなければ、データを救えたはずでした。また死亡しても、業者に頼めば全データを救えたという実績も評価できます。

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フォトブック(物理保存-1)

娘が誕生日を迎える毎にフォトブックを作成しています。また、それとは別に1冊だけですがオリジナルのフォトブックも作りました。写真の数は限られてしまいますが、気に入った写真だけを集めたフォトブックは特別感があり満足度が高いです。思い出を振り返るには、実はフォトブックがもっとも良い媒体かもしれません。ただ、フォトブックを作りすぎると、保管場所に問題が出てきます。

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プリント(物理保存-2)

自家現像を始める前は、業者に現像とプリントをお願いしていました。しかし、自家現像を始めてからプリントはしていません。今年3月に、KICKSTARTERでコンパクトな引き伸ばし機「The Intrepid Compact Enlarger」を購入しました。9月に届く予定だったのですが、未だ届かず。メーカー側は、発送が遅れて来年1月くらいになるとアナウンスしています。これが届けば、気に入った写真はプリントして部屋に飾ることができます。

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フィルム(物理保存-3)

フィルム写真の素晴らしいところは、スキャンしたデータが吹っ飛んでもフィルムが残るということです。最も安全なミラーリングシステムと言っても良いでしょう。フィルムは劣化しますが、少なからず自分が生きている間は問題ないと思います。フォトブックと同様に、保管場所に問題が出てきます。

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Google フォト(クラウド保存)

家族旅行などの重要イベントは、Google フォトにアップすることも行っています。これは、イベント写真を家族や友人と共有できるので便利です。仮に外付けハードディスクが死亡し写真を失っても、重要イベントはGoogle フォトに残っているという算段です。また、見つけたい写真に早くアクセスできる検索機能が充実しています。ただし、15GB中11GBを使っているので、残りが少なくなっています。100GBの容量を月々$1.99でサブスクするか迷います。最初は無制限で無料だったのですが、サブスクリプションに変わりました。オンラインサービスには、このようなリスクが伴っています。

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note(フォトダイアリー)

noteもバックアップシステムの一部と言えます。写真と文章の組み合わせなので、単なるデジタル保存とは違った価値があります。もう2年くらいやっていますが、意外と楽しいので気に入っています。オンラインサービスなので、有料化やサービス終了というリスクがあります。

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instaglam(SNS)

ほとんど運用していません。スマートフォンからだけではなく、パソコンからもアップロードできるようになると利便性が高まるのに残念です。と、思っていたら、何とパソコンからもアップロードできるようになっていました。これならば、もっと積極的に使えそうです。オンラインサービスなので、有料化やサービス終了というリスクがあります。

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デジタル写真とアナログ写真、デジタル保存と物理保存、ローカル保存とクラウド保存など、リスク分散を図りながら大切な家族写真を保存していきたいと思います。



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