見出し画像

Rollei 35S vs LEITZ minolta CL

 自宅退避(Shelter in Place)が続いており、まだ先が見えない状況です。自宅退避ですが、健康を保つために適度な散歩やジョギングはOKなので、家から車で30分くらい離れた湖畔のトレッキングコースに家族と行きました。

 そこで、先日届いたLEITZ minolta CLとRollei 35Sの2台を持って、森の中を散策です。40mmのレンズ、KODAK 400のフィルムと同じ条件での撮り比べとなりました。フィルムの現像・プリントはまだ先なので、今日は操作感の感想です。

 まず、LEITZ minolta CLの露出計は生きているのですが、適正露出よりもかなりオーバーに針が振れてしまいます。現在は指定の水銀電池MR9が手に入らないのでLR44と電池アダプターで代用していますが、やはり電圧1.5Vがメーターの精度に影響を及ぼしているようです。これは不便だと思い、帰宅してからアマゾンでWein社が製造しているMRB625というMR9と同じ1.35Vを購入しました。この電池、空気電気と呼ばれており、2個セットで$10.99とかなり高価です。MRB625が届いても、フィルムを一本使い切らないと電池交換できないのが不便です。

 一方、Rollei 35Sは、前回のロサンゼルス出張でレンズの修理に出した時、露出計も調整してもらいました。そのため、露出計は正確に動作しています。(iPhoneアプリ「myLightmeter」でのチェック)小さいボディだけれど頼りになります。

 LEITZ minolta CLはレンジファインダーなので、距離を合わせられるのが安心できますね。Rollei 35Sは目測式カメラなので感です。でも、感なので細かいことは気にせずリズミカルに写真を撮れる良さがRollei 35Sにはあります。LEITZ Minolta CLは、ちゃんとピントを合わせようという意識があるので、じっくりと撮影するのに向いています。

 今日の撮影は、Rollei 35Sで露出を確認して、その設定をLEITZ minolta CLに反映して写す。そしてCLの距離計の数値をRollei 35Sに反映して写す、という2台がそれぞれ至らない部分を補うような形で撮影をしました。ちょっと面白い体験でした。

 Rollei 35Sのフィルムの巻き上げレバー左側についており、一般のカメラとは逆です。そのため、LEITZ minolta CLとの2台運用になると毎回巻き上げで戸惑っていました。これは、Rollei 35Sだけの運用ならば、全く気にならなかったことです。

 LEITZ minolta CLは、Rollei 35Sと比較して大きいので持ちやすいですね。ただ、ヘリコイドリングを回すノブがうまく指にかからず戸惑うことがありました。これは慣れが必要かもしれません。M5とズミクロンの組み合わせの時は、上手に操作できたので不思議です。M5はもっと大きかったので、それが操作感を高めていたようです。Rollei 35Sはすごく小さいので、仮に距離計を入れたとしても操作感は良く無かったでしょう。目測であることに納得です。

 40mmのレンズ装着時のブライトフレームは、40mmと50mmの枠が表示されます。ちょっと煩い感じですね。Rollei 35Sはレンズ交換できないので、ファインダーはシンプルです。

 今日は初めてのLEITZ minolta CLで撮影でしたが、Rollei 35Sと比較することで、色々と気づきがあり面白かったです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?