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さようなら、NIKONOS III

2週間くらい前に手元に届いたNIKONOS III、実は先週末SUPをシェイクダウンした日に文鎮になってしまいました。

何が起こったかというと、KODAK Tri-X 36枚を撮って巻き上げようとしたら、巻き上げる事がでいないのです。シャッタースピードダイヤルをRにセットし、クランクハンドルを起こしてノブを引き出す。そして軸をさらに伸ばしてノブを押しても下がらない状態になったことを確認して巻き上げを開始します。しかし、うんともすんとも動きません。
色々と試したものの、全く動かないのです。そこで諦めてケースを開けることにしました。当然、フィルムは巻き上がっておらず、全て感光してアウト。本当にガッカリです。結局分かったのは、Rにセットすると本来フリーになるギアがフリーにならないという現象でした。このギアのおかげでフィルムがスタックして巻き上がらなかったのです。カメラの角度を変えると時々フリーになります。

さらに圧版のヒンジを押さえているパーツが割れており、それを接着剤で補修していました。簡易的な補修のため直ぐに壊れてしまいました。何だかんだ不具合がある個体でした。

折角SUPを楽しんできたのに、最後にショックなことが起きて1週間程、心の整理がつきませんでした。この故障を販売者に伝え、送料含め全額返金していただいたので、実質的なダメージは36枚撮った時間を含むフィルム1本で済んだ事が幸いです。故障しているNIKONOS IIIは、こちらで破棄して良いという事なので、今は置物となっています。

このダメージを癒すには、復刻したSUMMILUX-M 35mm F1.4 'STEEL RIM'か、と全くどうしようもないことを妄想しています、、、

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