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巣立つ

初夏は巣立ちの時期。

いや、人間の学生たちにかけた比喩ではありません。本当に「野生の鳥」が巣立つのです。ある年はこれ。

これは私の家の前にいたカモ。後日、タマゴを抱えていたと分かったのですけどね。

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え、みえない?

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ウチのフロントヤードには竹が植えてあるんですけど、ええ、竹ね・・・

竹、ってものすごく伸びるじゃないですか。

だから大変なんですよ、春先は。剪定しまくり。
で、そのなかにカモちゃん、巣をつくってました。

あるとき気付いたら雛も、カモもいなくなってて、「いつの間にかこの場所を離れたんだなぁ」と思ったカモ一家。

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時々春先に庭に「巣作りの場所」を探しに来るので、追い払ってますw(うち、猫がいるしね)

次の年には 植え込みに「ウズラ」のタマゴ。
野生のウズラも多いのです。(そして私の畑を荒らすから、ウズラは嫌い。)↓はオス。

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で、ほぼ毎年、どこかで巣をつくってるのが(アメリカン)ロビン。胸の赤い「コマツグミ」と翻訳されてるかな。可愛いんですけどね。

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雛はこんな感じ(手前は親?)で、ほぼほぼ、灰色〜黒です。

あのー、ロビンの雛って、ほんとに飛ぶのが下手くそで。
大体毎年1羽くらい、明かり取りの窓前に掘ってある1mくらいの深さの「ウィンドウウェル」という穴に落ちます。

ピーピーばたばた煩いな、と思ったときは大抵落ちてる・・・・
夏の間はかなり涼しいベースメントの部屋で寝ているので、この「賑やかさ」・・・いや、もうそれを越えて「やかましさ」に起こされたこともあります。あ、一昨日の話だった。
ガラス戸にごとん、ばたん、とぶつかる音。ときどき「いてっ」みたいな感じで聞こえる「・・・ぴっ」という声 笑

お願いだよ、巣立つ練習、もっと広い所でやって・・・・この辺、ノラ猫殆どいないんだしさ。

でも2日もすると ウィンドウウェルからいなくなるので、上手に飛べるようになって巣立つんでしょう。


うちの猫たちを夏の間は朝に庭に出してやっているので(寒いと流石に出ない)、雛たちが巣立つまでは親鳥が我が家の猫を追いかけています(笑)。雛をつかまえてくることがないのが飼い主としてはありがたい限り。


今朝猫を外に出したら、いつもはほぼ同時におこる鳥の威嚇の声が聞こえませんでした。しばらく窓とドアを開けていたけれど、全く鳥のさえずりも威嚇も聞こえない・・・・無事に旅立ったんでしょうか。

こんな(一応)街中でも、野生の命はちゃんと育つんですねぇ・・・

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