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成人する娘に伝えたかったことを込めた日曜日

そういえば、今日娘は日本にいたら成人式だった。

家にいるといつまでもダラダラごろごろしている娘に「かわいい格好しなさい」とだけ伝えお出かけすることにした。

行き先は娘のコンド(アパート)から車で5分のおしゃれなショッピングモール。ここはモールの中が森の中の迷路のようにデザインされている。お高めショップが並ぶけれど、それでも人が多いのは「訪れる人の心を掴むデザイン」あってこそなんだろう。

さて、そこに出かけたのは後学のためじゃなくて、「成人式に出られない成人の日を迎えた子がウキウキする1日となるように」だった。これは女の子だからやることかもしれない。来年成人する(日本の暦では、だけど)息子には、同じことをしても喜ばんやろうなあ。

最初に入ったのはノートブックで有名なMoleskinのお店。ベーシックはもちろんスペシャルエディションのもの、セールのものなどが並んでいる。名入れサービスもあるしノートに記入するとデジタルに落としてくれる物も売ってる(同じようなのを昔夫にもらったんだが、どこに仕舞い込んだんだろ、私・・・ごめん、夫)。

買う気はなかったんだが、やっぱり買ってしまう。ショッピングに出るのが怖いところは、こうやって勢いで買ってしまうところ・・・ごめん、夫。

私の衝動買い。左は3割引。割引という甘美な響きにどうして人間は弱いのだろう。
娘の欲しがったプランナー。かわいい。

その後ティファニーを覗く。Mちゃん(私の姉、娘にとっての叔母)がボーイフレンドにここのあれやこれやをもらってたよ、という話で盛り上がる。「こんな高いものを?」「そういう時代にそういう彼だったんでしょ、かーちゃんは無縁でした」
そんな話をしながらあれこれを見せてもらう。いくつもつけさせてもらった上で「また考えて戻ります」とお決まり文句(もちろん戻らない)を言う私たち。お店の方すいません、でも高いお店に足を踏み入れてみること、も社会勉強なんですよ。

そしてそこから少し歩いたところにある、小さなアクセサリー店で汎用性の高そうな、さっきより値段にゼロがふたつほど少ないネックレスを一つ娘にプレゼント。
娘にはいろんな場所・シーンに合わせたものを使うこと、でも高いものもそれなりに使えるようになることを、怖気付くことなく試していってほしい。そういうものに興味がない子だからこそ、遊び心や「いいものを見る」ことを諦めないでほしい。

その後駐車場の割引をもらう目的もあって立ち寄った百貨店で久しぶりに自分の口紅を買う。・・・2年ぶり?そりゃ手許にいっぽんも口紅がないわけだわ。

この百貨店でも洋服を見たりカバンを見たり。いまいちこれ!と言うものに出会えない。好きな店を探すのもすぐにはできることじゃないから、と娘に世の中を見て歩くことを勧める。もちろんやらなくてもいいけど、そこで出会うものは空気感やそこにいる人を含め、いろいろ感性を刺激してくれるから。部屋でネットをいじるだけでは見えないものがたくさん有る、と知っててほしい。

お腹がすいたね、ということで、ベーカリーでパンを買う。こういうものを買って食べる椅子と机がたくさんあるのもこのモールの素敵なところ。

その後は家で必要な洗剤などの買い出しに。DIYショップや、なんでも売ってるスーパーマーケットなど。
そして家に帰っておうちの片付けなど。一人暮らしの娘のために、ちょっと呼吸する友達も仕入れたのでそれも飾る。

成人おめでとう。田舎が好きなあなたが大都会に暮らすにはいろいろ大変なこともあるでしょうけど・・・がんばれ。


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