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中年夫婦だけじゃ食べきれない問題

キーマカレーを作りすぎた。

敗因はタマネギ一個(かなり大きい)をまるっと微塵切りにしてしまったこと。
それに合わせて他の材料の量も増えていった。
いつもは冷凍常備してある牛挽肉だけで作るけど、今日は合挽(混ぜただけ)にしたから、「使いきらなきゃ」みたいな気持ちになったのもある。

一番よく使っているキャストアイアンの鍋(フライパン代わりにもなっている)から溢れんばかりにいっぱいに出来たカレーは、しかも最後に足りないかと思って加えたチリ(唐辛子の粉)がめっちゃ効いてて辛い。これでは減りが遅いはず・・・育ち盛りの子供がいれば別だけど、中年夫婦だけの食卓ではいつ消費がおわるのか。いや、消費しきらない可能性があるぞ、ヤバイヤバイ。もったいないオバケが出てくるぞ。


ということで、カレーパンを作ろうと思いつく。
幸い、キーマカレーは材料が皆小さいから包みやすいはずだ。

問題は「パン」部分。
粉物を不得手と勝手に思い込んでいる私がパン種をつくることはほとんどない。この15年で3回くらいじゃないだろうか。
大体ドライイーストなんてどこにしまったかも覚えてない。

そうだ、と閃く。
トレジョ(Trader Joe'sというチェーンのグローサリー)で「ピザドゥ(ピザ生地)」が売られてたはず。確か一袋(一枚分)2ドル弱。
あれで包んで、揚げたらいいんじゃないの。膨らんじゃうだろうか?でも伸びはいいはず!

くどいが今週木曜日はサンクスギビングという、アメリカのかなり大きな休日。その日の午前中に小さいカレーパンを沢山作って、お呼ばれしている友人宅に持っていくって言うのはどうだろう。これで〈中年夫婦じゃ食べきれない問題〉も解消だ。

ということで、ピザドゥを入手して午後に試作。とりあえず小さいのを一個だけ。

ドゥ(生地)、めっちゃ伸びる。包み方適当すぎ。そしてドゥの湿り気で小麦粉と卵を使わずともくっつきそうだったからそのままパン粉をまぶした。
しまった、試作だからってちょっと油が少なすぎた。
一部から中身が飛び出た。包み方は考えないとね
一部出てきてしまったが、基本的には合格レベル。

悪くない。うん、悪くないぞ。ピザドゥ使うっていう案、成功。

明後日はカレーパン屋さんになるぞー。

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