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日本では起きなさそうなデモ

あつい。

アホみたいに暑い。しかも湿度がある(ユタ州のくせに)。

標高1400mほどのここソルトレイクシティは高地砂漠気候という気候帯にあり、基本空気が「ドライ」で、冬はぱふぱふなパウダースノーが降り、夏はまじで砂漠か、という殺人光線がレーザービームの如く降り注ぐ。オゾン層も壊れているだろうが、空気中に光を散乱させる水分が殆ど無いので、太陽光が真っ直ぐすぎて痛い。冗談抜きに肌にいたい。

「真夏には」40℃近くまで気温が上がることもある。ただし「真夏」ね。今日は5月30日、最高気温35℃だった。雷雲が夕方から拡がっている。夏じゃん。

今週頭はまだ、最高気温26℃とかで「暑くなってきたなぁ」とかいってたけど、もう夏です。真っ昼間に外に出たくない。

   ***

さて、それでも土曜日の今日、ダウンタウンでは先日起きたジョージ・フロイドという黒人の死に対する抗議行動が静かに粛々と行われていたそう。(それに関しての個人的にこまったこまった、といってた記事はこちら)

こちらは同じ人権団体の役員の一人が文章つくってくれて私の名前で(そういう立場なんで)だされてますが、そうこうしてるうちにミネアポリスは大変なことに。↓

今日のこの地域のは、ちゃんとデモやりますよーって知らせが警察にも届け出されてて、基本はゆっくり走らせる車(このご時世なんでね)が集まってゆっくり走っての抗議でした。で、車を持たない人なんかが歩行者の〜20人くらいのグループ(それでも安全距離social distanceを守るよう、指示してたひとたちがついて)がいくつも並んで列をつくって 徒歩でデモしてたそうです。

その歩行者が警察署まえで足を止め始めた。抗議活動をまとめている人達は動くよう指示。バイクで人の列と建物の間を走って「建物に近づくな」と言ったひともいたようですが、

集団ってさ。なんか、バカになりやすいよね・・・

とうとうパトカーがひっくり返され炎上。
ライフルなんかをもった人達が現れ、「抗議活動の人達を守る」とか言ってたらしいけど更に騒然となり。(こういう場所でライフルもつとか、当然禁止です)

人は増え、州議事堂前の広場をデモの人達が埋め尽くし、ここでも一部で暴動が。

州知事はナショナルガードの出動を要請し、今日午後5時に「6月1日朝までの夜間外出禁止令」が出ました。同じ事はコロラドのデンバーでも起きたようで、日本領事館から「気をつけてね」とメールが来てた。


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(ローカルニュースより)

なんかね。
みんないろいろストレス下だけどさ。


確かにこの間あったことは本当に残念だけどさ。


やり方間違えちゃいけないし、
暴動と表される行動しちゃいけないし(無駄だし)
非難されるだけになっちゃうのにね。


こういうことをする人は本当にごく一握りのひと。
でも集団って「扇動」されちゃうんだよね。


   ***

どこかで夕立が降ったんでしょう。風がつよくなって、気温がぐん、と下がりました。
焼け焦げてた(笑)うちの家の建物も、大分冷やされてる感じがあります。

今日大暴れしちゃった人達も、この雷雨ですこし頭ひやしてください、って感じかな。
こういう、なんというか動物的な(なんか、「もののけ姫」で怒りに我を忘れる猩猩(しょうじょう)とかイノシシみたい)騒ぎは、気分が塞ぎますね。人間ってバカだなぁ・・・


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