自分でもマズイと思う
「自分でもマズイと思うくらい」
その一行が書かれた下書き。そのほかの覚書もなくて、私は何が書きたかったんだ?と途方にくれる。
マズイと思う・・・太ったこと?(ただでさえ太ってるのにコロナ禍で冗談じゃないレベルになった)筋力が落ちてること?関節があちこち(特に股関節!!!)固くなっていること?白髪が増えてること?⇦どれもどうでも良くないけど、最後のはあんまり問題ない・・・
あ!わかった。
歯、だ。
去年の11月だっただろうか。歯の定期検診+クリーニングの時に「すぐ専門の処置が必要」って言われて歯根の治療を専門にする歯医者へ送られた。(アメリカはホントに色々仕事が分かれている。日本の歯医者さんはそれらの治療を全部やるって凄すぎます)
すっごく昔・・・35年くらい前?に歯根の治療をしてもらった奥歯の、周りの骨が溶けているという。周りの骨・・・歯槽っていうんだけど、そこに普通は歯の根っこががっつんと刺さってます。でもどうやら歯槽炎で溶けたみたい。確かに、さらにその2ヶ月ほど前にひどい痛みで歯医者に連絡したことがあった。その時大丈夫です、と言われてたんだがどうやらその痛みはちゃんと理由があったらしい。
専門医にかかったけれど「これは抜きましょう」の一言で。あれ、切開して洗うとかしないの?と思ったけど、まぁ、そう言うなら仕方ない。・・・と言うのが1年前の話。
そして今回。また検診で言われた。「えーと、この歯のことで、専門医紹介しなかったっけ?」
ええ、そうです、それでかくかくしかじか。その後のフォローアップ受診でもOKもらえて、痛みも何もなく来ていたのだけど、「ある時気づいたらその次の歯が動くことに気づいて・・・」
「うーん。だめだ、抜こう」
え???抜くの???
と言うわけで・・・3ヶ月後の予約を抜歯のために入れました・・・・ショック。(アメリカは病院・歯科医院いずれもなかなか予約が取れません。)
「自分でもマズイと思う」ほどだったのは奥歯のぐらつき。
痛くも痒くもないけど、ぐらつく・・・もしや、抜かれてしまうのでは、といううっすらした怖さはあったんだけど。
奥歯を2本抜くことになると、もしかするとインプラントが必要になるかもしれません。反対側で食べることはできるでしょうけど。
え〜〜〜〜。それはやだな。
歯は大事にしなさいよ、と両親にも言われてきた。大事にしてたつもりなんだけど、結構ひどいことになってしまってる。
私は歯のことは良く知らないんだけど、虫歯になりやすい、って言う家族歴もあるとか聞いた。どうなんだろ。
オットも子供たちも虫歯はほとんどない。素晴らしい。
もう今更、な「自分でもマズイと思う」話だったのだが、一行で後を書けなかったのはきっと私なりに相当落ち込んでたんだろう。
そういうこともある。それが年をとるってこと。
こんなふうにマズイと思うことをこれからもちょこちょこ体験していくに違いない。
今年一時帰国が叶ったら、大分歳を取ってきた父に「私もこんなことで体の老化を感じるんだよね」みたいな話をしてみよう。アドバイスもらえるかな、ただの「うちの子供も歳をとった」という笑い話になるだろうか。
そんなことを今は考えている。