見出し画像

私達の毎日が世界を編んでいる

昨日から夢中になって編んでいたネイティブアメリカンのバスケット、完成しました。わーい。昨夜は半分くらいしか↓↓出来上がらなかったのです。

ロードトリップのとき、ネイティブアメリカンのアーティストとお話することがあって、沢山の祈りのモノや魔除けに日本の神道に沢山似ているものがある、という話になり、「祖先はきっと同じだもんね」と笑ってました。だからお互いになんとなく理解ができるのかなぁ、と。
そんな会話もあったせいか、彼らの社会で「聖なるバスケット」と言われるモノを作ってみたかったんです。

画像1

実は今日、なくなってしまったシリアルをCostcoへ買いに出かけたんですね、普段なら空いている「日曜のお昼前」を狙って。それが・・・

11時頃ついたら、巨大な駐車場がほぼ満車。クリスマス前か?っていう混み方です。店内は棚が空っぽ・・・にはなってなかったけど、トイレットペーパーはなくなってました。「ボトルの水」は一家族2点まで。レジは全部開いているのに長蛇の列。

そしてフードコートでは沢山貼られた「ただいま扱っておりません」の文字。あらぁ、大変なことになってますねえ。

画像2

持ち帰り用のみ、それもホットドッグ、whole(まん丸一枚)のピザ(チーズかペパロニのみ)、ドリンクだけ。店内で食べるための椅子や机は片付けられています。あまりに面白いので(←こら)今日のランチはwholeピザを買って帰り、家で4人で食べました。

ピザが出来るのを待つ間 会計を済ませた人達を眺めていたのですが、まぁ5人のうち1人くらいが水や食べ物をわんさかと(明らかに買い溜め)乗せて、あとの人達は普段通りっぽい買い物や、庭のために肥料やあたらしい鉢植えなんかを買っています。
きっと世の中の「パニック買い」ってこんな感じのパーセンテージのひとたちがしてるのかもね。でも20%って、多いか。

そういえば、本気っぽい毒ガスマスクをつけてる家族もいたよ。そういうの、マジで持ってるひといるんだね・・・

なんだか殺伐とした気分になってしまいました。

画像3

そうして午後には ひとりでバスケット編み。これが・・・

ものすごく心を穏やかにしてくれて、ある意味祈りみたいな作業!

技術的に上達させるべきところは多々あるけれど、そのへんは自宅で使うからいいとして・・・それ以上に楽しい。かなり楽しい。
一針ずつ編み進めながら、違う色を組み入れながら、それらのものをひとつにまとめることを考えていると「世界ってこうあれば良いのだよね」とちょっと達観した気分になります。つまらなく見える一針かもしれない、でもそれがつないで組み込まれて編み出されるものは不思議な調和を持ちます
無心になって、頭の中は半分空っぽになるし、「編む」という行為から考えすぎの自分のアタマの中を整理整頓するきっかけももらいました。

私の作ったモノでは 広すぎる(笑)空間になってしまったけれど、この内側(底面)と外側をつなぐ白い道は人生のなかで出会う闇や苦悩を越え 私達がいつでも「光のもとへ向かえる」ことを示しているのだそうです。(しらず、その道を太く大きく作っちゃったのね、私ww)


この模様、神聖なもので「結婚のデザイン」と呼ばれてるそうです。内側の黒の部分へ伸びる白い三角模様は聖なる山々を表し、濃い色のところは「人間が人生を歩み歳を取り、責任や人生の目的を達成する道中で必ず出会う 乗り越えるべき暗闇、雲に覆われるとき、そして苦難」を表しているのだそうです。
赤のバンドは心の通い合いや家族の血のつながりといった「結婚」を象徴しています。この人生の結婚している時期というのは特別で壊すことが出来ないもの。またこの赤は、自然界で動植物を育む日光や暖かさを象徴するのだそうです。

人生を歩むとき、結婚を通じ家族を育むなかでは ときに闇も、もっとあちこちへ旅せねばならないことも、自身を追い求めねばならないことがある。人生で越えねばならない多くの嶺は外側の黒い三角形で象徴されています。これらの黒い三角形は結婚から生まれる子供達であったり更にその先の血を繫ぐものたちでもあります。また、この黒い部分は雲から落ちてくる水も象徴し、糧と成長を与えます。一番外側の白いところはスピリチュアル世界であり、高い空です。雲をぬけたらもう暗さはなくなり、苦しみもなくなる、ということなのだそうです。

みんなが自分のコト中心に考えている今であるからこそ、これをつくる作業は自分の中に驚くほどいろんな気付きを与えてくれました。

作ってみたい!って方がいらしたら、こちらからどうぞ。

Amazonにもあるので、日本に送ってもらうにはこっちの方が簡単かも?


サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。