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キャンプinユタ州中央部(1)〜マンティ=ラ・サルナショナルフォレスト

さぁ、出発です。
荷物はほとんど金曜の夜に積み込み、土曜日は心に余裕を?もって出ます。バイクではフリーウェイばかり走るのはかなり疲れる、ということで下道を使い、ついでにManti-La Sal national forestの中を通るルートでグリーンリバーに向かいます。

ここで太めの白い線として書かれているのが州間高速フリーウェイ、米国内移動に最も使われる道です。フリーウェイとUSハイウェイ以外は用がなければ通ることがないのがアメリカ。道はあっても通れるかどうかは、行ってみないとわかりません(マジで)。

スパニッシュフォークというところまで州間高速I-15で行き、ここで念のための追加充電。そこではたまたま全く同じ色のリビアンのトラック(でも多分オリジナルバージョン)と一緒になりました。しばらく立ち話してHappy camping!と言い合って別れました。

USハイウェイから離れてどんどん山の中へ。牛がたくさん。まわりは山というより丘に見えますが、走ってるあたりが標高2200mとかなのでね・・・まぁ普通は行かないところですね。
ダム湖や農場もあるエリアから離れて、さらに「山奥」へ。こんなところに道を通す理由は何だったのかなぁ、と考えていたら(天気もちょっと崩れ気味で気温が14℃くらいまで落ちました)
建物や道標が現れてきました。大きな工場?みたいなものも現れ、そこから長く伸びる筒状のものが・・・ああ、なるほどコレは・・・
さっきの筒状のものが数kmのびています。もしかしてこれ、ベルトコンベア???そういえばこのエリアは20世紀初頭から炭鉱を始めとする鉱山があるはず。1920年代から、一部には日本からの労働者たちもいたと、近隣のまちPriceというところにある歴史資料にもあります。
ここ、道の左手に電車が通ってます。多分貨車に直接鉱物を送り込むんでしょう。それにしてもこんな大がかりなもの・・・だけどこれらが数十年働いてるのだとしたら、とてもコストエフェクティブな建造物ですよね。この道がこんなにしっかり整備され保持されている理由は地域を支える鉱物産業があるから、なんですね。
どんどん標高が上がって2800mを超えてきました。
雨が降ったり晴れたり。車の中はいいけど、バイクのオット(雨具はしばらく前の休憩時に既につけてました。)が可哀想だな。
て標高3000m前後で、気温がなんと!3℃まで下がりました。バイクに乗ってるオット、きっと凍えてるよなぁ。バイクを荷台に積んで車に乗る?って提案したけど断られた・・・
もうすぐ頂上。本当の頂上はすこしハイクアップするようだけど、10249フィート(3124m)らしい。そりゃ寒いわ・・・ハンティング時期なのか、しっかり迷彩服で装備をしたハンターの人たちが沢山いました。
後は下るのみ・・・頂上付近が寒すぎたようでバイクのオットは「はやくキャンプ場におりよう」ってw 天気予報ではキャンプ場は31℃になってました。どんだけ気温差あるのか。
だんだん暖かくなってきた。この時点で14℃くらい。
USハイウェイに辿りつきました。さっきまであの崖の向こう側の山の中を走っていたわけです。景色が違いすぎる・・・
キャンプ地のあるグリーンリバーちかく。西の方には再び断層山地が見えています。今走っているフラットなところは大古の海底。本当にいろんな時間が凝縮されています。
午後4時前にキャンプ地到着。手分けしてテントを張りキャノピーをつくり、ご飯準備。そして駐車エリアが傾斜してるからトラックを水平に・・・してから気付いた。別に車の中で寝る訳じゃないから水平にする必要なかったよ。ということで無駄なleveling(水平にする作業)だったけど折角だから写真撮りました。もちろん翌日は水平にはしなかったけど。
今日のご飯はチャーハン二種(もちろん冷凍もの)と、焼きソーセージとサラダ。
すでに焚き火準備完了(笑)となりの一束は明日の夜の分。焚き火の上にはBBQなんかができるラックがありますが、今日は皮をむいてないトウモロコシをアルミフォイルで包んで載せています。トウモロコシは明日の朝ご飯になる予定。
今日のワインはジンファンデル、私達の好きな葡萄の種類です。カリフォルニアのコストコで7ドルくらいだったと思うんだけど、コレめっちゃ美味しかった。次にカリフォルニアにいったら数本買ってこよう。
キャンプ場の端っこのサイトだったので、道を挟んで見えるのは綺麗なゴルフ場のグリーン。
なんかすごい勢いで燃えてる・・・トウモロコシが炭になるのでは、と男性陣が心配するので皮付きでフォイルでも包んでるから絶対大丈夫、と言ったのだけどまぁ信じてもらえない。(ちなみに翌朝食べてみたら、案の定全く焦げることはなく、むしろもう一息火を通してもいいんだけど、くらいでした。まぁそんな失敗もキャンプの楽しみ。)
日没頃から2時間半あまりの文字通り火遊び。キャンプ地は温かくて、というか暑くて、夜8時くらいでまだ29℃あります。暑くても火からはなれて焚き火をするのは、やることもないし純粋に楽しいから。。。
州間高速がちかいのでかなり明るいのですが、それでもケータイで普通に撮れるくらいの星は見えます。

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