「食べたい」のモチベーションで動いている毎日。

豆腐のことが書かれている文章を読んでいて、ふと、がんもどきが食べたいなぁ・・・と考えた。

「美味しく食べたい」はどの時代にもあったんだろうし、これを考えついた人はスゴい料理人だと思う。これといって特徴のない豆腐の味をいろんなものを混ぜて変化をつけて、揚げることで独特の旨味と風味をつけて。


ところで、都会ならいざ知らず、ここアメリカの真ん中あたりの田舎町ではおでんの具材としてパックになっているもの以外では手に入らないがんもどき。ではどうするか、って、もちろん作る。自分で。
エラいとかそういうことじゃない。必要にかられて、その一言に尽きる。食欲というのは私の様な怠惰な人間を動かす力を持っている、スゴい。

30年前の私ならがんもどきを作る、という発想は全くなかっただろうし、そこまでして食べたいか?とさえ思っただろう。
でも不思議と、時々育った味を舌が欲してやまないときがある。そういう時は多分だれでも「自分で作る」の扉を開けるものなんだなぁと思った事がある。

今や、昔ならば「買ってくる」しかなかった選択肢に「材料が手に入るなら作る」が当たり前の様に入っている私だ。プロがつくるようなとんでもなく美味しいものを求めてはいない。でも家庭料理とかって、とんでもなく美味しい、よりも「思い出してああ、アレ美味しかったなぁと思える優しい味」だと思うし、料理にこだわりが強いわけではない私は「自分の力量なりのものが作れたら上出来」と思える。
がんもどきに限らず、日本にしかないものはあれこれ手作りするようになる。なんだったらみんな、和菓子まで作り出したりするから。

先ほど「がんもどき」を思い立ってしらべたのだが、そのページには「飛竜頭とも呼ばれる」と書いてあり、こんなことまで書かれていた。

語源はポルトガルフィリョス(filhós、小麦粉と卵を混ぜ合わせて油で揚げたお菓子)であるといわれている。

Wikipedia「がんもどき」より

へぇ。
3月にポルトガルに行こうとしているのだが、こんなところでポルトガル情報が。向こうにいったらこれは探して食してみないと。


手許に乾燥ひじきと人参がある。牛蒡も欲しいけれどどうしよう・・・今回はなくてもいいかな。彩りにおつまみ用で常備してる冷凍枝豆をいれてもいい。
・・・あ、こういうときに限って「絹どうふ」しかない。
仕方ない、これは買いに行くか。
今晩のおかずは揚げたてのがんもどきをおろし生姜たっぷりの醤油で、にしようか。沢山できそうなら小さく作ってお弁当用や汁物に入れる具にも出来るかも。

ということで、買い物に行ってきます。




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