ホワイト・ニューイヤー
明けましておめでとうございます。
北アメリカも年が明けまして、今日はすっかり正月モードの我が家。いつもだと2日から学校もお店も仕事も通常運転、となるはずですが、今年は夫も子供達も日曜までおやすみなので、7日間とは行かないけれど4-5日、だらだら過ごす予定。
なんやかんやいって、うっすらとでも私達のなかに「日本の文化」としてのリズムがあるんだなぁ、と思います。
今年は初めて!ある程度おせちを作ったので、朝にみんなに正月のごはんを出したらごろごろして本を読むぞー、と思ってたのに
さすが雪国。起きたらこれだ。
ホワイトニューイヤー・・・・いや、全然嬉しくない。(うちのバケーションレンタルはここより山側にあるので、雪の量はさらに予測出来ない)ということで、ごはんを食べたら「雪かき」に行くことが決定・・・ はぁぁ。当然 初日の出も見られませんでした。
暮れと正月、食べ過ぎだから運動が必要、ってか・・・
気を取り直して、正月の朝は全員「着替えて」(でも私は下はパジャマw 仕事が多いので許してもらった)食卓につき、年始の挨拶をして・・・のはずが、だれも言わない。戴きます、も小声。
こら、挨拶くらいちゃんとしようよ。
一人、苦言を呈するかーちゃん。だって折角の年始なのに!
今年の雑煮は サムゲタンにお餅を入れました(餅米ももちろん入ってるので、結構ずっしり)
色味が欲しいので春菊をすこし、と、とびこ。
私の両親の出身は宮城なのですが、とにかく実家のお雑煮が豪華すぎて毎年自分でお雑煮作る度に寂しくなる。ということで今年は大きく趣向を変えました。笑
サムゲタンをつくる「薬味」のパッケージがあるんですけど、「木片」が入ってて・・・高麗人参が立派なのはいいんですが、この木片も入れるの?と思いながら、まぁ入れたんですけどね。
普段使うサムゲタンの薬味セットより5倍くらいのお値段。まぁ、確かに今までとは違う、なんというか深みあるといいますか、良い香りがするんだけど・・・作ってる最中は狐につままれたような感じでした。サムゲタンがいわば薬膳と知ってるから首を傾げつつも入れるけれど、そうじゃなかったらびびるよね。大東亜戦争後 捕虜にごぼうを出したといって死刑判決うけたひとたちがいたけれど、当時の食糧難で、牛蒡が貴重な「身体に良い食材」という認識のあるアジア人からしたら「それって、みんなの身体を気遣って食べなさい、って出してあげたんじゃないの」って言いたいけどね。そんなことを思い出しながら灰汁を取っていたサムゲタンでした。
しばらくお酒を控えてたんだけど、やっぱ年始には飲みたいよね・・・と、暗黙の了解で夫婦でちょっとずつ。
本来ならお屠蘇なんでしょうけど、屠蘇散なんてものは手には入らない(・・・今思った、ルーツである中国にはその習慣がもしかしたらある?中華系のお店で聞けば良かった・・・)し、大体ただでさえ高い獺祭(だっさい)のなかでも「紫の和紙のお帽子をかぶった」小瓶、屠蘇散なんて入れたらもったいねーーーー!!!
というわけで、そのまま、ほんの一杯。おいしかったーーー。
食べたあと、息子を助っ人に連れて宿のほうを見にいったら、積雪はたいした事なくてほっとしました(でも40分くらい雪かきしてたけど)。
日本のように、お世話になっている方達のところへお年始に伺ったりとかはないし、もちろん初詣するお社もございませんので基本、家でだらだらです。でも家族が揃ってね、健康でね、一緒に笑いながらご飯が出来る。なんて幸せなスタートだろうね。
2020年も、家族が息災で支え合って歩めます様に。世界で少しでも戦いが減り、差別と貧困が減って どんなひとも大切な家族と1日一度、時間を共に過ごせるような世の中になります様に。
サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。