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切ないくらい美しい

雪が降ってくるのを見るのがすきだ。
小さい雪、じゃなくて一瞬で世の中が白くなるよね、ってわかる、ぼた雪のほうがすき。←雪国的には一番敬遠したいタイプだけど。

でも一番好きなのはさくらの花びらみたいな大きさのがひらひら、舞ってくるやつ。しかも天気雨ならぬ天気雪ならさいこー。(すぐ止むし)

・・・という私的にベストな雪が、今日は降っていた。


今日は寒い日で、日中の一番気温が高い時間なのに2℃くらい。

移動中だったのだけど ちょうどそのとき居たエリアだけ、はらはら、はらはらと雪が舞ってきていた。音楽が聞こえそうな優雅さで。道の先には少し青空。


天気雨にも時々感じるのだけど、理由無くこの風景(青空が遠くにみえて、雪がはらりはらりと降っては消える感じ)には切ないような懐かしいような気分になる。少なくとも50年生きてきた今の私の記憶に、その風景と直結する思い出は(たぶん)ない。・・・あ、私ぼけてるので、結構忘れてること、多いんですよねw

まぁ、理由なんて探す必要はない。大事なのは

切ないような、懐かしいような、胸のどこかがぎゅうっとしてドキドキするような、不思議な感覚を味わっている

そのこと。新しい恋とか もうしない今の私に(いや、今してたら家庭崩壊するべな)かなり貴重な体験。


なんだろう、車や道路に落ちた雪が、ほんの短い間留まって しゅんっ と消えるのが切ないんだろうか。それとも、本当に雪の精ってこんななのかな、という、踊るような雪の花びらに時折日の光が差して輝く、その儚さに対しての気持ちなんだろうか。

美しくてドキドキする、って風景は気をつけてみれば自然の中にいっぱいある。でもこの感情はそれとはまた少し違う。満開の桜の下で、桜吹雪を見ているときとも微妙に違う。なんだろう。


写真に留めることもできない風景。(運転中だしな)

オーディオも切って、すこし窓をあけて、ほんのしばらく この名前のつけられない不思議な感情の波にゆられていた。


で、あとから思ったけど、こんなに注意散漫で運転してて、除雪入ったとは言えところどころシャーベットみたいな雪が固まってるところがあるのに事故らなくてよかったーーーーという今日のまとめです。笑
みなさま、こういう時は車は停めて物思いに浸りましょう。←オマエがいうな。

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写真はちょっとまとまった雪のあとの子供の学校。校舎に向かう道は除雪されてても、やっぱ最短距離を走る子供はいるよねww

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