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アメリカの州ごとに沢山ある全然違うこと。

ユタ州に合計で20年弱住んでいるので、他州との違いはあちこちで感じる。でも暮らし易さ(にくさ?)というのは米国内あんまり変わらないかなぁ。

まず有名どころ?で、ユタ州ではお酒とかコーヒーとか買いにくいんじゃないの?というところ。これはきっぱり「否」だ。
モルモン教のメッカがあるからといっても(もちろんいろんなところに影響はあるけれど)アルコールもコーヒーも手に入る。アルコールは州が管理してるけれど、要するに「酒税を州ががっちり抑えてる」ってこと。その名も州の酒屋ステートリカーにいけば、手に入らないお酒はあまりない。敢えて言えば焼酎とか紹興酒とかのアジアのお酒、中東のほうのアラックなんかはないけど、それはリクエストする人も少ないってことなんじゃないだろうか。
ワインとか、なんだったら周りの州より安かったりします。種類は少ないけどね。(それでもステートワインという店には常時500種くらいは並んでる)

コーヒーも地元の焙煎して豆から売ってる店もあるし、スタバも死ぬほどある。リーフの紅茶は品数少ないけどあるところにはある。

うん、ユタ州と言えど あんまり他と変わりはない。

カリフォルニアってこんな感じ

一方で娘が住むようになって出入りが多くなったカリフォルニアにはいろいろ、ああやっぱり、っていうのとえーそうなの?というのが両方ある。

★ああやっぱり、のほうは「高級車・新車が多い」ってこと。世の高級車とふつうに高速ですれ違う。ランボルギーニなんか珍しくないっていうのが怖い。

今朝 目の前にアストン・マーティンが。ベーシックで4−5千万する車、しかもどう見ても特注の色。すげーかっこいーーー。

ロスの家の側の交差点にて。アストンマーティンですよ、ボンドカーの(本物ボンドカーは7億円弱で競り落とされたらしいが)。多分これ5-6千万円するよね。かっけーー。

★あと、南カリフォルニアなのでちょっと良いホテル(安くても一泊5万円以上ってやつ)やレストランにいくとビックリするほど美しいおねいさんたちが男の人と腕組んで歩いてる。ラスベガスだとお仕事かな(伝わるかしら)って感じの女性が多いけど、南カリフォルニアはいわゆるセレブリティってこういう人たちね、な雰囲気。
これがナパとかのワインで有名な街になると「うわぁ、みなさん余裕ある生活される方達ですね」っていう中高年の方がぐわっと増えて、その年齢なりの(迫力ある)美しさの奥様方に出会える。同年代の男性もオシャレ。
カリフォルニア、やっぱり裕福なひとが多い気がする。

★それから一般の人でも身体を鍛えてる人の多さよ。これは都会になればなるだけ、ぴしーーーっと引き締まった筋肉をつけたひとたちが男女問わず沢山いる。ご高齢の方もそうなんだからすごい。(でもだからといって無駄に上半身裸でいなくていいよ、おにいちゃん、って言いたい人もいるw)

★カリフォルニアは「乾燥がすごい」と聞くけれど、高地砂漠気候に住む私からいわせると「そうか?」だ。まぁ日本よりは湿度は低いかも知れないけれど、例えば先週私がロスに居たときは基本的に湿度は50%以上だった。もちろん涼しめだったから、かもしれないけど。(当たり前ですが温度が低いと湿度は上がりがち、特に海の近いエリア)乾燥がすごい、ってのはやっぱり、日中の湿度が20%とかのことじゃないかなと今の私は思う。
カリフォルニア、全体的に海の側だし、そこまで乾燥してないと思うんだ。

同時に子供の頃TVで見た中東なんかの様子で「こんな暑くて水のない所でどうしてこんなに沢山の人が住んでいるんだろう」と思ったけれど、今はわかります。湿度の高い亜熱帯(日本ね)より乾燥した暑いところのほうがずっとずっとずーーーーっとすごし易いし暮らしやすい。

★ちなみに南カリフォルニアといえば「椰子の木」って感じだが、アレはイメージ戦略で植樹されたらしい。確かに全く違う感じはする。
でも実は、街中にある椰子の木って手入れがとても大変でお金がかかる。放っておいているひともいるけど、どこぞのトロールのイメージにしてるんですか?なもしゃもしゃした様子になってしまう。まぁ、枯れ葉を落とすのに2000ドル(30万円)とかになるらしいからね・・・

ネバダ州は

言わずもがな砂漠気候(なかま!)エリア。まさに「からっから」。

一戸建てではもうこの20年で「芝を張る」のは大分減ったらしい。だって水の無駄遣いだもん。かわりにゼリスケープとよばれる乾燥地に適した庭を造っている。だから街の風景・雰囲気は全く違う。ニューメキシコやアリゾナもこんなところが増えている。
私の住むソルトレイクシティはそれに比べるとかなり緑だといつも思う。

ホテルの窓から。ようやく気温が40℃を切ってきた。ラスベガス周辺ってほんと、砂漠のまち。ゼリスケープらしい、色をアクセントにした石を敷いたり乾燥に強い植物を並べたり(毎日少量の水が行くようにドリップシステムとか入れている)してるから、雰囲気が違う。

まぁ、それぞれの土地に住みやすい理由はあるだろうし、人々も住みやすく改良していくのだろうし。今回ラスベガスエリアでの用事を済ませるために一泊した街もそんな「改良」されたところが沢山ある街みたいだ。道もめちゃくちゃ綺麗で走りやすい。ベガスの真ん中みたいな渋滞は起きない。ゼリスケープで統一感のある家々。新しくて綺麗なホテル。

ラスベガスから車で15分ほど郊外にある街にできた新しいマリオット系のホテル。小物まで素敵・・・なんだけど、掃除に使っているものの匂いか、結構のこってて辛い。嫌な臭いではないけど強すぎだよ、これ。


いろいろ州カラーはあるけど、まぁそれも大陸の面白さと思えば。
とりあえず「何はなくとも我が家」ってことで、今日は掃除と洗濯です。。。


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