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中耳炎から環境問題を考えてしまった日

私達は自然の一部で、自然環境に一人一人が影響してる、っていうことは理屈では分かっても殆ど実感で思う事ってないです。
日本の今の長雨と水害も・・・ぐるぐる辿っていけば私達一人一人の「まいにち」と実は繋がってるんだけれど、じゃぁ私達はどうしたらいいの?

布団の中でうなされながら 一人考えていました。

40代なかばから、殆ど熱を出さなくなりました。

まぁ医療の世界では「高齢者は熱が出にくい」ってのは常識なんだけど、まさか40代半ばがその入り口とは思ってなくて。

ああ、もちろん 子供がある程度大きくなって、昔みたいに「感染症強化フィルター」になって強力なウイルスや菌を私に渡すことがなくなった、というのもあります。(子供が持ってくる風邪って、ホント質が悪いよね)
小さい子をお持ちのお父さん、お母さん、大変だよねぇ・・・冬になると自分も移されて熱を出す苦しみ。よっくわかります。

閑話休題、

昨夜寝る前に浴びたシャワーでちょっとぞくぞくしました。いくら高地とはいえ、夏の夜10時、家の中は結構温度が残ってるんです。なんだろうな、そう思いながら寝るときになんとなく「保温性のある」7分丈上下の肌着(寝間着にしてるんだが、殆ど冬しか出てこない)を付けてその上に半袖のいつものパジャマを着ました。

朝方に自分がガチガチして目が覚めます。
おや、珍しい。夏風邪かな?・・・と思う前に右耳のぼわん。とした耳閉感と右耳当たりの怠い痛み。(というか、ご時世なんだからコロナとか思えよ、っていうのかな。でも症状が明らかに耳だった。)

あーーー中耳炎。

この3−4週間、鼻の調子が悪く、酷いと息が出来なくて夜中に起きたりしていました。なので、喉のあたりに炎症が行かないように気をつけていました。
なんとなく分かると思うんだけど、鼻の奥、喉(上の方を咽頭、首の方に下がったところを喉頭っていいますが、ここでは咽頭)そして「耳」っていうのは繋がっています。咽頭には「耳管」といって、耳と繋がる細い通り道があるのだよね。急に高度のあるところにいって耳が塞がった感じがしたとき、「アメをなめる」「欠伸をする」とかでその辺を動かすと、耳管が開いて空気圧が抜けるってわけ。

だから小さい子供は風邪をひくと中耳炎も一緒におこしたりします。耳管が閉じ気味になっているのと、発達過程で耳管が水平に近かったりするから。

で、まさか大人で中耳炎をやるとはおもわなかったんです。

しかも滲出性っていう、耳の中に水が溜まってるあれ。プールとかで泳いでのものなら鼓膜の外側、外耳だからぬけるけど、鼓膜の内側だから、当然だけど「抜けない」。

もう、右耳中心に頭部の半分以上が「ぼわん」ってなってる。
右耳のなかで水が動く感じまでしている。怠くてまた熱がでてくるし。

いつもの起きる時間になったので 子供かよっ と自分にツッコミ入れながら、オットのお弁当をまず作り、その後ベッドに戻り、真冬に使うふわふわ毛布を被って寝ていました。

病気は なってみないとその人の辛さはわからないと思うんだけれど、子供達はこんな辛い思いを(つらいっていうか、痛みと熱と怠さだけど)してたから泣いてたんだなぁと、今さら思います。気付くの、15年遅い。


熱が出るときは寝るに限る。

例え高熱が出なくても、身体全体が総力あげて感染症と戦っているのが分かるから。昼過ぎにようやく そのもこもこ毛布が「暑い」と感じ始め(外気温33℃なり)、そのうちさっきまでパンパンに腫れていた感じの右耳から 少しずつ滲出液が出てきました。

んーーー鼓膜が破れはしないだろうから、圧とかで浸み出してきたんだろう。
でもそのおかげでやっと、右耳の張った感じが和らいで、寒気もなくなった。ようやく水分を取り始めることが出来るようになった。イマココ、です。


中耳炎なんてたいしたものじゃない、と思ってたけど、ごめんなさい、たいしたものでした(少なくともこの年令の私には)。
まだズキズキしてるし、耳たぶの周囲の頭皮は触ると痛い。

この「鼻の調子がわるい」ってのはどうやら、ここのvalley(盆地になってます)一帯の空気がかなり悪い事に関係してるらしく、確かに先日星をみるために行った「ユタの中でもド田舎」のキャンプ場ではほっとんど鼻閉などなく過ごしました。

ということは、やっぱりこのエリアの車の排気ガス、っていうのが大きく関わってるんですよね。

アメリカ人の一部の人は環境問題をきちんと考えいるけれど、全く「そんなの、他の産業を持ち上げたい人達の流すデマ」と取り合わない、あるいは他人事としている人もかなりの数がいます。
かく言う私も、この排ガス問題はなんとかしなきゃいけないんじゃないの、と思いながら何か行動していたわけでもなくて(我が家ではできるだけ電気自動車をつかう、というくらい)、こんな症状が自分に出てから「あーやっぱり何かしなきゃ」と思う、という・・・・

日々の暮らしの中から、環境に優しいことをどれくらい私達は工夫していけるんでしょう。ものに溢れ、便利さが先行する社会で、どれだけ「自分事」で毎日をすごせるんでしょう。

中耳炎、なんて大人には珍しい病気でうなされたから考えた環境問題。喉元過ぎれば、でまた忘れてしまわぬよう、自分のためにきちんとこの考えも(対応策が分からないままでも)書いておこうと思いました。


さて、毎日の生活で私達が環境を守るために出来ること...なにがあるんだろうなぁ。


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