飯山陽 は??

飯山陽が防大の江﨑智絵を批判しているようだが、、

私は江﨑智絵のフジテレビの番組をYoutubeでみたが、変なことをいっているようには思わなかったが、、飯山には違ったらしい。。

飯山の言うように確かにハマスはユダヤ人国家イスラエルの壊滅をうたってはいるが、内部は一枚岩に結束して、イスラエル国家滅亡に向けて闘っていると思っている専門家はいないだろ。。さすがに。

ガザ地区ないでもハマスの政治部門と軍事部門に意見の相違はあるし、海外にいる指導部とガザ地区にとどまっている指導部でも一枚岩ではない。。イスラエルの諜報機関の幹部経験者だって、ハマスとも交渉できるといっている人間は何人もいる。たとえば、元シンベト(シャバク)長官のAmi Ayalonなんて、イスラエルが本気で交渉するつもりがあれば(つまりネタニヤフ政権はパレスチナ側と交渉する気がないので、パレスチナ側も応じないということだ)、ハマスも交渉に応じるといっている。ハマス内部にもイスラエル承認とパレスチナ国家建設、隠れtwo state solution支持派(支持派といっていいすぎならば、現実を受け入れる派といいかえてもよい)がいることはしっているわけだ。

ハマスがイスラエルを認めないといっているのは、それが組織結成の原理原則、運動体の一丁目一番地でだからであって、時間の経過とともに、現実的対応をとろうとしているわけだが、この原理原則を捨てることは運動体の正当性すら失うことになるわけで、難しい、、というか、出来ない(神の存在を疑い始めた中世の僧侶の苦しみみたいなもんだな。。)。ここが苦しいところなわけだ。そんなのイスラエル側の専門家だって知っているはずですが。。

イスラエルは、プロパガンダとして、ハマスはユダヤ人国家イスラエルを認めない。よって、イスラエルとしてはパレスチナ国家を認めて共存したいが、ユダヤ人を殺してやるといっている連中とは共存できないよって、パレスチナ国家も認めないし、作らせない、概ね、こういうロジックで国際世論戦を行っている。そして飯山の言い分はこの線だな。。

どのみち、ハマスもアッバス議長陣営も、ネタニヤフ政権とは交渉できない。ネタニヤフはパレスチナ国家を認める気はないから。

アラブ・トルコ・イラン陣営からすると、ハマスの功績はネタニヤフを政治的に葬り去ったことだな。サウジの皇太子もレームダックのネタニヤフと国交樹立交渉をしてもしょうがないので、国交樹立の話をいったんご破算にした。。イスラエル国内にも今のネタニヤフの苦境を、ざまあみろ、と思っている政治家はいるだろな。。

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