甘いものにクレイジーな人々へ
259.スティーブ・ジョブズ
ちょこっと前にも書いたような気がするが、この夏はずっと事業計画書を携えて丸の内の東京都創業ステーションというところに通っていた。通っていたといっても、隔週しかコンサルタントの予約を入れることができないので計5回だが。
きょう、コンサルタントのOKが出てとうとう終了となった。「卒業」みたいなものである。いずれ卒業証書みたいなものももらえるらしい。
毎週おなじ時間におなじ地下鉄に乗り、丸の内のオフィス街を抜けて個別面談に通うのは、ちょっと大学時代のゼミ生に戻った気分でけっこう楽しかった。
カフェをつくるときはこうした事業計画書を作成したり他人に見てもらうということをしなかったので、いまさらBS(衛星放送ではない)とかPL(学園ではない)とか数字をこねくりまわして作るのはそれはそれで新鮮な体験だた。ちょっとしたスティーブ・ジョブズ的高揚感があり、世界を変えられるんじゃないかとさえ考えたほどだ。
その高揚感もあって、歩いて銀座5丁目まで出てトリコロールの喫茶室でケーキとコーヒーでひとり打ち上げをした。空也で最中も買った。少なくとも東西の甘いものは俺が制した、そんな気分である。ジョブズ。
260.気づき
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