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【ソムリエ勉強用メモ】日本編~主要産地 岩手県~

~プロフィール~

・北東北に位置。面積は北海道に次ぐ広さ。冷涼な気候。沿岸部の宮古以北はやませの影響を受け、冷害などの気象災害に悩まされてきた
・明治以降から自生するヤマブドウを発酵させて酒として飲むことが暮らしの知恵として続いていた
・1962年、比較的温暖な北上川流域の盆地にある花巻市大迫町でワイナリーが設立(現エーデルワインの前身)
・2011年の東日本大震災以降、ワイン産業が活発化。2017年にはワイナリーは10軒に達した
・2017年にワイン産業を軸とした中間産地の活性化を図るため、「いわてワインヒルズ」推進協議会を設立
・「日本ワイン」年間生産量は第5位。日本全体の約4%

~気候~

・東側に太平洋、西に奥羽山脈、奥羽山脈と並行して東部に北上高地
・北上川流域の北上盆地は盆地気候、沿岸南部は海洋性気候
・ブドウ栽培地のある県北の葛巻、沿岸部の大船渡、北上川流域の花巻市大迫町と紫波町は、ブドウ生育期の平均気温は15~16.5℃で山形よりやや冷涼

~主なブドウ品種~

ヤマブドウを活かしたワイン造りの流れが岩手県の特徴。ヤマブドウとリースリング・リオンが県の代表品種

1位:キャンベル・アーリー 北海道、宮崎と共に3大産地のひとつ
2位:ヤマブドウ 同県の18%、日本全体の45%を占める
3位:ナイアガラ 
4位:リースリング・リオン 同県の12%、日本全体の96.5%を占める

~主な産地~

〈北上川流域〉
・県内では雨量が少なく、気候に恵まれている
・1950年代から続く、ブドウ栽培の盛んなエリア
・県内10軒中5軒のワイナリーがあり、花巻市には3軒ある
・リースリング・リオンが盛ん。ツヴァイゲルトのワインは原産国オーストリアのコンクールで最高賞を獲得した実績あり
石灰岩という日本では稀有な地質に注目して、リースリングに取り組むワイナリーもある
〈県北〉
・やや寒さが厳しく、ヤマブドウによるワイン造りが中心
〈沿岸部南部〉
・陸前高田市のブドウ園がワイナリーをスタートさせた

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