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Facebookのターゲッティング広告がうざい件について
先日Facebookで、「今日のFacebookこんなに広告が多い」とキャプチャ画像をアップしたところ、「私のタイムラインに表示される広告と全然違う」というコメントがたくさん寄せられた。どうやらFacebookの広告はターゲッティングをうまくやっているようだ。
巷でも「Facebookは広告のターゲッティングがよくできている」と言われている。実名制で個人情報をたくさん集めているというのも大きいんだろう。
ただ
「広告主が広告を見せたい人に広告を見せることができる」
ということと
「その広告を見たいと思っているユーザーに広告を見せる」
ということとの間には、けっこう高い壁画がありそうだ。
どちらかというといまのターゲッティング広告は、年齢、職業などの属性情報を重視しているように思う(Facebookは属性情報を持ってるからね)。
これらの属性情報によってターゲッティングされた広告は、たとえば
20代、30台だから転職したいんでしょ
40代だから投資したいんでしょ
50代だから資産運用したいんでしょ
60代だから退職金の運用したいんでしょ
女性だからダイエットしたいんでしょ
というようなものだが
「ほらほら、○○だからこういう広告見たいんでしょ」
という押し付けがましさを感じる。
そう、多様性とかまったくないみたいに、ステレオタイプでぐいぐい押し付けてくる感じだ。
たとえば自転車の広告。
近年自転車ブームと言われ高額なロードバイクを購入する人も多いですが、それって20代?30代?40代?50代?60代?年収は高い?低い?学歴は?住んでいる地域は?
一応、ある程度お金がある、運動能力がある、意識が高い、近所の道路が整備されている、と考えて、30・40代、高学歴で都市部に在住、なんて条件を絞ったとしても、圧倒的に関心の無い人は多いわ取りこぼしは多いわ、ってことになってしまう。
属性によるターゲッティングは広告の効率を「ちょっと」上げるだけ。
今後、社会がもっと多様化すると、ターゲッティングがさらに役に立たなくなる。
勤務先、年代、住んでる地域ぐらいは役に立つと思うから登録するひとも多いけど、細かい趣味や好みなんてふつう登録しないでしょう
じゃあどうすればいいかというと、属性情報ではなく振る舞いを分析してターゲッティングすればいい。
この人は自転車の投稿にたくさん「いいね」してるとか、自転車関連のグループに入ってるとか、そういったユーザーの振る舞い、そう、ユーザーの興味はユーザに教えてもらうのが一番。
Amazonは購入履歴や閲覧履歴を使って「お勧め」を表示するが、あれにちょっと近い。
そうしないと、無駄や取りこぼし、反発はなくならず、広告の効率は上がらないだろう。
まあこの程度のことは、きっともうやろうとしてるんだろうけど(笑)
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