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たなかしん 幸福な旅(丸善ギャラリー) 猫だらけ😊

最初2枚の画像は、配られていた案内の紙(表と裏)

裏 4月23日(日)ご本人登場
撮影OKは嬉しい
会場手前 布の絵とほうき(飛ぶ用)
反対側は最初からねこねこ
鯨に乗って幸福な旅
鯨に乗って北海道から本州に渡った主人公を思い出した
https://ncode.syosetu.com/n7159fw/221/
拡大しないと分かりにくいが、本人の自己紹介が奮っている

 絵を描くのが好きだと気付いたのは幼稚園のころ。先生に変められたのがうれしくて、自分の描いた恐竜がとてもかっこよく見えた。体は茶色で大きくて、目は赤くて火を吹いていたと思う。恐竜というより怪だ。もしかしたら茶色の画用紙に書いた緑の恐竜だったかもしれない。それくらい色も適当で塗り方もぐちゃぐちゃで、でも迫力があった。一番自由に絵を描けていたんだと思う。何もなかった紙に線を描いて色を塗ったら、そこに命が宿り、褒めてもらえる。好きになるには十分だった。
 小学生の時には授業でゴッホとピカソのことを好きになった。正反対の二人だけど、どちらにも魅力があった。命を削り絵の具に混ぜて塗りたくったようなゴッホの絵は、ものすごいパワーがあった。ひまわりは本物のひまわりよりも存在感があって、夜景は星が生きているみたいに見えた。僕はゴッホになりきって模写をした。きっと今見たら笑っちゃうような出来だったと思うけど、その時はゴッホのように描けたと思った。
 ピカソはなんとなく自分と似ている気がした。もちろんピカソとは会ったこともないし、ふざけた楽しいおじいちゃんとしか思ってなかったかもしれない。でもそう思ったということは、きっとピカソを子どもみたいに感じたんじゃないかと思う。自分の好きに作品を作って、色々なことを試して、正直に生きている気がした。
 だから作品もとても素直でスッと心に入ってきた。距離が近かった。僕はピカンにもなりきって絵を模写した。あっちこっちから見ているように丁寧に、自由に真似をして描いた。二人の模写からたくさんのことを学んだ。それは確実に今の僕の作品にも生かされている。画家になろうと強く意識したのもこの頃だ。

 でも中学に入るとJリーグが開幕して、サッカー選手になりたいと思うようになる。友達で集まってサッカーチームの真似事みたいなことをして、他の友達チームと対戦した。サッカー部にも入らずに。きっとこの時点で本気でサッカー選手になりたいと思っていたんじゃないだろう。計画も何もなかった。参考に家庭科の授業で立てた僕の人生設計を書いてみる。

・高校卒業と同時にJリーグデビュー
・怪我をして28歳で惜しまれながら引退し日本全国を放浪する
・30歳、旅を終えて画家になる
・40歳、小説家になる
・60歳、18歳の子と恋に落ちて結婚する
・70歳、山にこもって仙人なる


 ほらね。ところどころ頭がおかしいでしょ。60歳で18歳の子と結婚するなんて闇が深い気がする。これを書いている時は15歳くらいなので年上のお姉ちゃんと思っていたのかもしれないが、44歳の僕が書くと犯罪の匂いしかしない。しかも結婚して10年で山に籠る選択するなんて、お嫁さんのことをどう思っていたのか。鬼畜である。でも画家になることは忘れていない。そして小説家になるとも書いてあった。

たなかしん 自己紹介
自己紹介の後に観る絵はまたイメージが変わる
小さな生き物が主人公
広々とした展示
左の羊男、村上春樹と関係ないとは思う
左の絵 壁があったり
右の絵 生き物が出てこない絵はこれだけかも
と思ったら、何かいる
猫はあらゆるところに
この絵だけ感じが違うような
やっぱり猫
猫が
熊にも愛されている
カゴの中の猫
こういう展示は好き
クマやらゾウやら
ねこねこねこ…くま
絵本もいろいろ
このシリーズが『さんぽっぽ』

この作者の展示会、去年も記事にしていた
昨年の記事にスキをつけて頂き、気がつくという😅


4階エスカレーター付近

ここにも違う猫

MOH