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私子育て『新しい世界へ向かうために』

今週から月・水・金それぞれにテーマを設けて定期更新をしていきます。
月曜日のテーマは『子育て』です。
今後ともどうぞお付き合いくださいませませ〜!

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息子の就学に向けた準備が本格化してきた。

ランドセルとかそうゆうのも勿論だけど、息子において最も重要なことは

『学校生活をどのように送るか』

吃音症があり、それ以外にも集団での生活にも所々困難な部分がある。

先日は外での活動の後みんなで汗を流そうとシャワーをしたらしいが、息子は拒否。
プールも時々拒否をする。

理由を聞くと最初色々と言い訳をするのだけど
そうゆう時
「嘘でしょ」
というよりは
「他にはない?」
と聞くことにしている。

ざっくり言えば“ゴチャゴチャした所で裸になるのが嫌だ“ということらしい。

年少になった辺り、みんなで一緒に座ることが増えた辺り、息子は誰かが隣に座ることを極端に嫌がるようになった。
一時期は妹である娘とも距離をとりたがったし、今も友達と並んで座ることは苦手。

息子にとって周りの人が当たり前にやっていることでも時に苦痛に感じることがあって、それが小学校での生活にどれだけ影響するのかを考えなくてはいけない。

知的に関して言えば字は読めるし、数字や簡単な漢字も読んでいる。
凄まじい集中力と暗記力で『鬼滅の刃無限列車編』の台詞を丸暗記したり。
かと思えば字を書くのは嫌がる。絵を描くのも長い間苦手だった。

その振れ幅に困惑することもあるけど、息子が持ち合わせてきたその感覚に私もできるだけ寄り添いながら生活してみると案外面白かったり愛おしかったり。
これはきっと私だけが知る特権だと思う。

でも、それはあくまで母親である私の考え。
これから息子は私以外の大人と沢山関わっていく。

今できることとして、現状を知り集団生活において何が難しいのかを相談していくこと。
これ、我が子となると客観性を見失いがち。落ち着け母モフ虫。

色んな、いろーんな問題が出てきて
考えれば考えるほど悲しくなって、息子のこれからに悲観的になりがち。

そんな母を見て息子はよく「母ちゃんニーッ!」と笑ってみせる。
彼は昔から私が悲しい顔をするとこうして笑ってくれた。
本当に小さい時からよく笑う子だと思う。

その姿を見て
「行動や感覚的な苦痛は工夫すればいくらでも解決してあげられるけど、心だけは大事に守ってあげよう」
と思った。

敵を作らず、人を恨まない大らかなこの子の心を潰さないようにしたい。
周りの基準に当てはまらないことに悩み過ぎて、息子を責めないことが今私にできることの一つ。

吃音症の訓練をしながら、客観的に息子のこれからを相談していこうと思っている。
大事にしすぎることも、過信しすぎることもなく息子にとって最良を探し続けたい。

随分悩んできたけれど、息子が私の子で良かったと思う。

息子の言葉や成長の一つ一つが昔の『誰にも寄り添おうとしなかった自分』を見つめ直すことができた。

息子を生んでいなかったら
息子じゃない子だったら
私は今でも気が付かず多くのものを失っていたかもしれない。

ダンゴムシがコンクリートを食べていることも知らなかったかもしれない(大まかに言えばだけど本当らしい)

いつか、息子が本当に私の手を離れて遠くにいくその日まで
この子の心を守り続けていこう。
「自分は自分を大事にしていいんだ」と思ってもらえるように。

手足が伸びで随分大きくなったように思うけど
もっともっと大きくなるんだ。
君ならその足で何処までも行けるよ。

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次回は水曜日更新です。

子供を信じるのと同じように、夫のことを信じてひたすら持ち上げたというお話。

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