見出し画像

40のために

私は比較的肌は綺麗な方だと思っていた。
ニキビに悩まされていたのは中学生までだし、寝不足だろうが化粧したまま寝てしまおうが、そんなに肌が悪くなるということはなかった。

それどころか36歳になる今も仕事にスッピンで行っていた。
だって別に出会いを求めているわけでもないし、職場はほとんどマダムだし。

そんな自分の顔面にぐうたらな娘を持つ母は、とにかくエイジングケアに余念がない。
共同の洗面台には母のエイジング商品がずらりと並ぶ。
私といえば牛乳石鹸が1個。
しかもそれを使用した母から「何か毛穴に詰まる気がする」と言われた。
母の毛穴はあんなにケアしているのに開きっぱなしなのだろうか。心配だ。

ここから先は

1,097字 / 3画像

¥ 100

いただいたサポートはみなさんによりときめくエッセイを届けるため、作業机周辺に配置するときめきアイテム(主にコーヒーとお菓子)購入代にさせていただいております! もっとみなさんに楽しんでいただけるエッセイを目指していきます。ありがとうございます♡