妻が鬱になりまして

タイトルの通りなのですが、妻が鬱病の診断を受けました。育児ノイローゼからくる鬱だそうです。僕のことではないし内容的にも公に書いていいことなのか迷いましたが、吐き出す場所がないと僕自身が狂いそうなので書くことに決めました。

僕の仕事が忙しく、7月からの2ヶ月ほど帰宅が遅い日々が続いたので、育児と家事を妻に任せっきりにしてしまった結果です。僕の仕事は全てクライアントの都合で動くので、今までもそういった時期はありましたが、遂に破綻してしまいました。責任を感じます。

妻の様子が少し違ってきたことは僕も感じていました。もともとは凄く柔らかい女性です。もちろん子供に対して叱ることはありましたが、この頃には叱り方が突き放すような冷たい口調になっていたことや、笑顔を見ることが減っていた。育児に対して疲れていたのは僕もわかっていましたが、僕自身仕事のこと以外は頭に入らない時期だったので、すぐに妻の負担を減らすことができませんでした。

仕事が落ち着く時期を見計らって、実家に帰ったら?と進言しました。9/15で一旦仕事が落ち着くことはわかっていたので、少し前に伝えました。そこまでは頑張って欲しいと。

一人の時間を持ってリフレッシュして欲しかったのです。当初はまさかこんな事になるとは考えていなかったので、リフレッシュ期間は一週間程度を予想していました。

娘との二人きりでの生活をして、これは妻にシンドイ思いをさせていたな、と感じました。可愛いけれど、大変なこともやはり多い。

一週間経っても二週間経っても、気持ちが回復しないと妻から連絡がありました。胃が痛い、寝れないなど、妻は自分でも異常を感じたようで病院に行くつもりだと連絡を受けました。そして病院に行って受診。鬱の診断。この時点でも僕は軽く考えていました。

僕自身、仕事で追い詰められている時は軽い躁鬱状態(車で事故ったら楽だなとか、やたら万能感に満ちたりとか)になることがあるので、波が過ぎれば元に戻るだろうと。僕が軽い躁鬱になってる時にだって、医者に行けば鬱と診断されるだろうと。

医師と話をして処方された薬を飲む。時間はかかるかもしれないけど、継続して治療していけばいい、そう思っていました。僕も時間ができたので、なるべく多くの時間を彼女と過ごして安心させたかった。でも現実は違っていました。

妻は二回?病院にいったきり、通院をしなくなりました。薬も飲んでいないようでした。無理に通院して、それが負担になってもいけないから、と僕もそれを受け入れていました。そして一度子供と三人の生活に戻りました。

この三人での生活に戻った、このアタリが僕自身の一つ目の山場でした。妻と娘を二人きりにしないように、娘の迎えは僕が行って、寝かしつけたら仕事にもどる生活。これ自体は全くキツいことはなかった。正直にいえば妻といることがキツかった。10話しかけてやっと1返ってくるような状況で、当然娘も僕にばかり話しかけてくる。3人でいて2:1の構図になってしまうと1の人はツラい。だから会話に巻きこもうとするけど、本人は参加したくない。
娘が寝た後に、妻とコミュニケーションをとって、どうやったら彼女が一番楽なのか、僕はどうやって接したらいいのか、小さくてもいいから解決につながる何かをを見つけたかった。小さな解決策の集合が、問題の本質を解決してくれると思っていたから、なるべくたくさん話したかった。でも話しかけても、相槌程度の返事。

小さな解決策どころか、何もわからない。
これはもう一度離れた方がいいと考えて、ご両親の負担にはなってしまうが、再度別居生活のスタート。

病院は行けそうだったら教えてと伝えました。妻は実家での生活を続けているし、連絡もたまにしか返ってこないので状況がわからないまま時間が過ぎていきました。今はとにかく一人になりたいという彼女の要望に沿うように、なるべく干渉しないようにしました。そしてご両親にも、なるべく干渉しないようにお願いをしました。


中編に続く




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