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オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ 第137回定期演奏会

【2022/01/08 追記】
なんと、この演奏会の全演奏動画がYou Tubeにて公開されました!!

是非ご鑑賞下さいませ!!

《宇宙戦艦ヤマト祭り! Yamato&villains!》

作曲:宮川泰
作編曲:宮川彬良

日時:2021年6月27日(日) 14:00開演(13:00 開場)
指揮:宮川 彬良
会場:ザ・シンフォニーホール

プログラム
【長大なる序曲】
・「白色彗星」(パイプオルガン独奏)
・組曲「宇宙戦艦ヤマト」

【Yamato & Villains! part 1】
・地球を飛び立つヤマト
・ガミラス国歌「永遠に讃えよ我が光」(歌入り)
・デスラーのボレロ
・艦隊集結
・コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)
・イスカンダル

【Yamato & Villains! part 2】
・白色彗星(キース・エマーソンに捧ぐ)
・大帝ズォーダー
・翼 〜かならずここへ〜
・ドッグ・ファイト
・果てしなき戦い
・ヤマト渦中へ

【Yamato & Villains! part 3】
・自動惑星ゴルバ
・別離
・愛

作曲家にして指揮者の宮川彬良氏はオオサカシオンの音楽監督。

そのご縁で過去にも何度か「宇宙戦艦ヤマト」の楽曲が定期演奏会にプログラミングされた事はありました。

しかし今回は全曲「宇宙戦艦ヤマト」、その期待も盛り上がりも発表当時からスゴイものがありました。

そしていよいよ迎えた本日、熱気十分のシンフォニーホールの雰囲気はそれだけでワクワクします。

ロビーでの物販はヤマトコラボのアイテムが並んでいる事もあって、長蛇の列。

チケットは完売、1つ席を空けての座席配置でしたが久々の賑やかな雰囲気にファンとしてはホッとしました。

ちなみに当方、オオサカシオンの打楽器パート推しのため、主に感想は偏っております。

また、7/4には東京オペラ・シティでのシエナ・ウインド・オーケストラ第51回定期演奏会で同じプログラムが演奏されます。

出来れば是非、会場で体感して頂きたいコンサートです。


【長大なる序曲】
・「白色彗星」(パイプオルガン独奏)
初めてパイプオルガンで聴く「白色彗星」、ホールに響く音の体感はまさにここだからこそ!

・組曲「宇宙戦艦ヤマト」
すでに何度も聞いていますが、何度聞いても楽しい組曲「宇宙戦艦ヤマト」。
「ダイナマイトしゃかりきサ〜カス」のゆうきさんがスキャットで参加が嬉しい、素敵✨
 

ここまでが「序章」だなんて贅沢!
そして彬良さんがマイクを持ってご挨拶。
悪役にも魅力的なメロディがあるのがヤマト、その音楽を集めてみましたとの事。
それまではデスラーは謎の音と共に登場という解説、分かるけど!(笑)

まずは「2199」の音楽から。

【Yamato & Villains! part 1】
・地球を飛び立つヤマト
すごくカッコいい曲なのに、「下〜がれば 上がる〜」が聞こえて困るw

・ガミラス国歌「永遠に讃えよ我が光」(歌入り)
彬良さん人生一度きりの国歌。
男性コーラス素晴らしい! 

冒頭のバスドラムは池田千瑞さん。
たくさんのマレットを使いこなし、体全体でコントロールされる音色は本当に素晴らしいのです!

・デスラーのボレロ
軽やかな多畑さんのスネア、大好きで嬉しい。
この曲の吹奏楽版は初登場? 聞けて嬉しいのです!

・艦隊集結
「ベン・ハー」ヤマト(笑)
すごくかっこよくて印象的なんですが、彬良さんの過去の解説は色々と罪w

・コスモタイガー(Wan・Dah・Bah)
初めて男性コーラス入りで聞けて嬉しい♪
まさかのティンパニ高鍋氏が背後に置いたCongaを演奏されるとは!(笑)
普通はあまり(ほとんど?!)やらない二刀流ですが、それがいい!
打楽器パート全体がノリノリ、素敵でした!

・イスカンダル
「2199からの音楽」では冒頭はピアノでしたが、今回は知子さんのハモンドオルガンに。
田端直美さんのサックスも美しく…!

ここで前半終了、興奮と待ちきれない熱気を感じます。

後半はいよいよ2202から!

【Yamato & Villains part 2】
・白色彗星(キース・エマーソンに捧ぐ)
始まりは低く深く会場を満たすコントラバス達の低音
ハモンドオルガンとパイプオルガン、エレキベースにエレキギター、カッコいいは時を超えるのだなぁと…!

・大帝ズォーダー
ハモンドオルガンが奏でるメロディが美しく切なく…

・翼〜かならずここへ〜
Tp新穂さんとCl古賀さんのメロディのやり取りがめちゃくちゃ素敵でした…!
サントラで予習していた時、このお二人にやって欲しいなぁと思っていたので、本当に嬉しい…!

・ドック・ファイト
ホルンがカッコいい、次嬢が釘付けになっていたのが見えました。
Tambの池田千瑞さんのノリ、いつも素敵♪

礒田さんのバスフルートは「虚空の邂逅」でしょうか…?
驚きましたが、素敵でした!
最後のハーモニーに感じるあの時代。

・果てしなき戦い
複雑なリズム、解き放たれるように高らかな金管、かっこいい!

・ヤマト渦中へ
ブンチャカヤマト!(笑)
一気にクライマックスに向かう感が大好きです!

「あれみたいな曲を作って」と簡単に言うのは止めてと常々仰る彬良さんですが(笑)、そのプレッシャーを超えてのゴルバを作った父は凄い、その通りだと思います。

【Yamato & Villains! part 3】
・自動惑星ゴルバ
冒頭の多畑さんのドラムソロがカッコ良すぎました。
もう一度と言わず、何回でも聴きたい…!

・別離
・愛

この辺りになると、もう終わるのが惜しく、でも楽しくて、複雑な気持ちで聞き入っていました。

大きな拍手に導かれて再登場して指を一本立ててアンコールに

・〈アンコール〉カーテンコール
ここは敢えて「カーテンコール」で。
新穂さんの歌、素敵でした!
「交響組曲宇宙戦艦ヤマト2202」の中でも大好きな曲なので、後半のノリは最高!
フェイドアウトの曲のこの終止はオオサカシオンに似合っているのではと!

鳴り止まぬ拍手で登場した彬良さん。
そのお言葉は、第126回定期演奏会で登場した「吹奏楽組曲「宇宙戦艦ヤマト2202」への序章」の完全版をお待ちしていいのでしょうか…!
楽しみにしております!


そして「ここで終わらないのがヤマト」と言う事で…

・〈アンコール〉
組曲「宇宙戦艦ヤマト」Ⅱ.宇宙戦艦ヤマト

「歌いたかった大人たち」として(笑)、男性コーラスのみなさまとゆうきさん登場!
皆で合唱…は無理でも心の中で歌い、大きな拍手で奏でました。
 
待った分だけ幸せになりました、本当に素敵な演奏会をありがとうございました!


『余談』
アンコール2曲目の「宇宙戦艦ヤマト」ですが、『「宇宙戦艦ヤマト2199」からの音楽』(2014年10月の第109回定期演奏会)の際に、前半にヤマト楽曲がプログラミングされていたこともあり、アンコールの時にはすでにコーラス隊の皆様は帰っておられたとか(笑)

アンコールの前の「生業(ナリワイ) 易〜生業」が終わり、続く拍手の最後の方に(5′06″辺り)「歌手は帰りました」という彬良さんのお声が確認できます。

今回は「歌いたかった大人たち」なんだなぁと、笑ってしまった次第ですw

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