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バンドという生き物、ライブハウスという特別な場所。

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イカスタンジャケットを観に久しぶりのライブハウス。
ライブハウスといえば私が学生時代はあるバンドの追っかけを数年やっていて、どのライブハウスに行くにも1人だった。
自分の推しのバンドの時はいつだって最前線のどセンターと決まっていた。
どのライブハウスに入っても、知らない音楽に出会う前の多幸感、初めて入るライブハウスへの緊張感を思い出す。
イカスタンジャケットは地元静岡のバンドで、騒弦という地下のライブハウスで出会ったのが初めだった。
友達のバンドが出るので行ったライブのオープニングアクトだった覚えがある。
見た目は華奢で今時の若者バンドという感じだったのが、演奏を聴くと中々の骨太なロックバンドで、インパクトがあったのを覚えている。
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ボーカルのもつおくんが映画好きでSNSを介して意気投合し、ジャケットの絵を頼まれて描いたことが縁で、イカスタンジャケットの曲をたくさん聴くようになった。
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久しぶりのライブハウスということもあったし、明らかに自分よりも年下ばかりの場所にひとり迷い込んでしまった心細さからのギャップか、ドリンクを注文しながら始まった演奏に胸を掴まれた。
いろいろな種類の音楽を聴くようになってから距離を置いてしまっていたロックミュージック。
この年になってもなお自分の心の中の14歳の時のロックバンド好きの魂は枯れることなく、音楽を耳にすると輝きを取り戻す。
年を追うごとに感情移入しやすくなった私の体は気を抜くと涙がこぼれそうだったので喉元に力を込めて慣れないお酒を一気に飲み干してしまった。
あの時の自分を忘れないようなお守りのような彼らの曲たちをぜひ聴いてください。
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曇天のもと涼しい風が吹き抜けていく。
駅までの帰り道の備忘録でした。
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モヘ

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