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10年前のインターネット

「プチホームページサービス」の提供が終了した。

思い出は残しておいて初めて思い出になれるのに、今って24時間で消えるものとかが好まれていて、でもそれって本来の「写真」とか「動画」というものの価値とかけ離れたものがつくったブームで、すごく寂しくて勿体ないなと思った。

例えば、自分のカメラロールにある写真で、本当は誰かを元気付けたり、励ませたり、笑わせたりできる。

SNSっていうよくわからない目に見えない繋がりの中で、たくさんの良いことが起こったけど、引き換えに失ったものもとても多い。

友達の家に遊びに行くように、誰かのサイトを観に行ったり、更新されたと歓喜したり、コメントが残されてるのに気付いて嬉しくなったり、普段あまり交流がない人もわざわざ自分のことを気にかけてくれてるんだって知って照れたり。そういう、非効率だけどとても人間らしくてあったかいものを、本当はもっと大事にしたい。

今のインターネットにも、そういうものの残骸はあるはずだし、使い方を改めれば、またあの頃のように戻れるはず。

「酒は飲んでも飲まれるな」っていう言葉があるけど、インターネットも全く同じだったんだな、と気付いた。

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