医者から突然「お仕事やめてください」と言われた話①
パジャマ(首元ゆったりした物・上下別々の物)
なるほど、理由が分かった。
手術室に入る前に、上から下から心電図が取り付けられた。
部屋着にしているワンピースでも持っていくかと思っていたので、危ないところだった。
前日、コロコロと毛玉取り機を駆使して、ネコの毛と毛玉を取った甲斐があった。
毛玉取り機の蓋をしていないことに気付かず、手元に毛が飛び散った。
椅子に座らされ、頭を触りながら、時にはチョップを食らわされながら「左、左」と確認されること数回、わたしはパジャマのまま手術室に押し込まれた。
「では手術を始めます。前転法および後転法です」
すでに手や腋には汗びっしょり。
何度も麻酔の目薬を注された後、痛み止めの点滴の血管痛に呻く声で、手術は始まった。予定は一時間。
8年振りの眼科
元々近視が強く、加えて乱視もあった。
年齢的に見え方が変わってきたのか、夜や雨の日の運転が非常に不安になってきていた。
コンタクトレンズ必須、おはようからおやすみまで長時間装用。
しかし数年前から定期検査もせず、オンラインで直接買っていた不良患者、7月アタマに意を決して眼科へ。
8年振りに診てくれた先生は半笑いで
「こんなに目ぇ寄ってた?」
ははっ、そんなわけ……。
少々思い当たるフシはある。
ごくまれに撮る写真は、妙に寄り目に写っていた。
元々この先生が好きではない。
冗談が通じない系の人である。
夫婦で院長、副院長だが、どちらもアレだ。
(この印象は後々変わってくる)
しかしコンタクトデビューしたこの眼科、レンズ室のスタッフさんは皆優しく、ここ以外に頼れるところは無い。
適当に誤魔化してレンズを処方してもらって帰ろうとしていたのに、なぜか検査が増え、時間はどんどん過ぎていく。
「スマホ、長時間見てます?」
休憩時間も家にいる時もお風呂に入ってる時も寝る前も、ヒマさえあればずーーーーっと見てますね。
「どれぐらいの距離で?」
帰宅してからは裸眼なので、こう、すぐ近くで。
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